ハードウェア

自転車のタイヤの空気圧がiPhoneなどを通じリアルタイムでわかるシステム「BTPS」


タイヤの空気圧の管理を怠るとパンクが生じるなどの危険がありますが、計測器をいちいちセットするのは非常に煩わしいもの。そこで、小さなセンサーをタイヤに常時セットしておくことで、空気圧をリアルタイムに管理できるようにした、というアイテムがkickstarterにエントリーしています。一度セットしておけば、iPhoneなどのデバイスでいつでも空気圧を知ることができるという、なんともお手軽なアイテムです。

BTPS! Bike Tire Pressure System - because pressure matters by BTPS - because pressure matters! Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/670926116/btps-bike-tire-pressure-system-because-pressure-ma?ref=category



タイヤの空気圧を測る際にはこのような計測器をタイヤにセットする必要があり、手間がかかります。タイヤの空気圧の低下はパンクにつながる危険があったりしますが、だからと言って頻繁に計測できるものではありません。


そこで、空気圧を計測するセンサーを備えた小型の計測器を開発し、タイヤに常時セットしておくだけで手軽に空気圧を見ることができるシステムを開発しているとのこと。このBTPSは世界で初めての自転車(電動自転車)用の空気圧を測るセンサーになるそうです。


基板はこんな感じ。手と比べるとよく分かりますが、非常に小さいサイズ。


バッテリーはボタン電池くらいのサイズ。


これをホイールとタイヤの間にセットするというわけ。


計測した結果はiPhoneなどのデバイスに出力できるようになっています。もちろんワイヤレスでデータ送信を行っています。


空気を入れていくとRear(後輪)の空気圧が変化。


このようなシステムは既に自動車には備えられていますが、これまで自転車ではありませんでした。


これを使えば、走行中のタイヤの空気圧をリアルタイムで知ることができます。


タイヤの空気圧が適正値を外れると、このようにアラームで知らせてくれるという機能もあり。この機能により、例えばタイヤの空気圧が減ることによって生じるサイドウォールへのダメージや、蛇噛みパンクも防ぐことが可能になります。


また、タイヤの空気圧は燃費にも関連しており、適正な値を外れると燃費が悪くなります。このシステムを導入していれば、適正なタイヤの空気圧を外れると警告してくれるためタイヤの空気圧管理が容易となり、電動自転車に積んでいる高価なリチウムイオンバッテリーの充電回数を減らすことができるため、燃費の向上にもつながるというわけ。


バッテリーの寿命は2年、空気圧は0~12バール(174psi)まで計測可能、通信規格はANT+&Bluetooth対応、重量は約7グラムほどになっています。


計測結果はiPhoneやスマートフォン、時計、自転車用の機器に出力が可能。


そして、チューブレスタイプのタイヤだけでなくチューブタイプのタイヤにも使用できるようにするとのことです。


ダウンヒルなどのハードな使用にも耐え、さらにはバイクにも使用できるようにするとのことで、使い勝手はなかなか良さそうです。

現在kickstarter上で資金を募っており、140ドル(約1万2300円)を出資すれば1セットがゲットできるようになっていますが、その他に20ドル(約1800円)を送料として支払う必要があります。締め切りは日本時間で1月28日(月)の6時。2013年のバイクシーズンに間に合うよう、5月には発送できるようにしたいとのことです。

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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