周囲200度のパノラマ映像をリアルタイムでストリーミング配信できる「PanaCast」

6台のカメラモジュールを搭載し、パノラマ撮影した映像をリアルタイムでPCやスマートフォンに向かってストリーミングで流せるのが「PanaCast」です。周囲200度を同時に捉えることができ、これまで限定的にしか映すことのできなかった映像を、より人間の視界に近い形で撮影できます。
PanaCast Panoramic Camera & Apps by Aurangzeb Khan - Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/panacast/panacast-panoramic-camera-and-apps
こちらがPanaCast。トップにある本体の直径は約14cmで、スタンドを含めた高さは約33cmです。

PanaCastは6台のカメラモジュールで200度のパノラマ撮影を可能にするビデオカメラ。スタンドは取り外せるので手軽に持ち運びも可能です。

撮影した映像はPanaCastのクラウドサービスによってPCやモバイル端末に送信されます。なお、映像を写真にするにはMacやWindowsの編集ソフトを使用して切り出す必要があるとのこと。内部のストリーミングサーバー機能はLinuxによるファームウェアで実現、映像形式はH.264で、CPUはデュアルコアのARM。

PanaCastを実際に使用している様子などは以下のムービーから。
これまでのカメラは限定的な範囲しか捉えることができませんでした。

しかしPanaCastはより人間の視界に近い、広範囲の撮影を可能にします。解像度は2700x540ピクセル、フレームレートは60fps。

PCだけでなく……

モバイル端末でも映像を見ることができます。

ズームも可能なので、遠隔地から会議に参加する時もホワイトボードの文字が読めず不便な思いをすることもありません。

仕事に限らず、アウトドアやスポーツにも活用可能。スカイダイビングの映像も……

迫力あるものに。

これまでのコンサートの映像。

全体像が把握でき、躍動感あふれる映像を記録できます。

大学での授業。

スクリーンと講師を行ったり来たりしながら撮影する必要もなくなります。

カメラのトップにあるボタンを押すと起動。6つのカメラが捉えた映像がリアルタイムで同期し、パノラマ映像を生み出します。

スマートフォンで使用する場合はアプリを起動します。なお、スマートフォンはiOS 5以上、Android 2.3.3以上に対応。

起動画面。

制作者のAurangzeb Khanさんが画面上に映っています。

画面をスライドさせていくと、部屋の扉の前に立つスタッフが登場。

ピンチアウトでズームできます。

なお、PanaCastは現在商品化のために出資を募っている最中。499ドル(約4万2000円)を出資すると2013年3月ごろに商品が届く予定で、アメリカ国外の場合、送料として別途35ドル(約3000円)が必要です。

締め切りは日本時間で2013年1月1日午後4時59分です。
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in ハードウェア, 動画, Posted by darkhorse_log
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