「BlackBerry 10」が2013年1月30日に発表記念イベントを開催、BlackBerry 10スマートフォンも公開
By nikkilemieux
リリース予定が2013年にずれこんでいたBlackBerry 10ですが、2013年1月30日に発表イベントを開催することが開発元であるリサーチ・イン・モーション(RIM)社から明かされました。なお、OSのBlackBerry 10の発表と同時に、BlackBerry 10スマートフォンも初公開されるとのこと。
BlackBerry 10 - Official News and Updates at BlackBerry.com - US
http://www.blackberry.com/blackberry10
BlackBerry 10 Launch Event to be Held on January 30th 2013
http://press.rim.com/newsroom/press/2012/blackberry-10-launch-event-to-be-held-on-january-30th-2013.html
スマートフォンのOSといえばiPhoneに搭載されているiOS、そしてシェアが最大のAndroidがよく知られていて、これにMicrosoftのWindows Phoneなどが続きますが、RIMの「BlackBerry」も1997年から開発の続く息の長いモバイルOSです。
AppleがOSであるiOSと端末であるiPhoneを開発しているのと同じように、RIMもOSと端末を開発しています。今やスマートフォンというとタッチパネル搭載端末が主流で、スタンダードなキーボードの端末も減ってきているところですが、BlackBerryにはQWERTYキーボードの端末があることも特徴。ビジネスマンを中心に支持を得ており、日本でも利用している人はときおり見かけることがあります。
RIMでは次世代OS/次世代端末としてBlackBerry 10を2012年内にリリースする予定でしたが、開発が遅れてリリースは2013年に延期され、さらに業績悪化のために全社員の1/3にあたる5000人が解雇されていました。
BlackBerry 10の特徴の1つが「BlackBerry Flow」と「BlackBerry Hub」。BlackBerry FlowはアプリケーションとBlackBerry Hubをシームレスに横断して利用可能な「新たなユーザ経験」と表現されています。すべてのメッセージや通知、フィードやカレンダーイベントはBlackBerry Hubに入ってきて、端末でそのときに何をしていようとも、シンプルなジェスチャを使うだけで、Hubに届いたものを見ることができます。
「BlackBerry Keyboard」はユーザがどのような文章を書くかを学習し、より高速、より正確に入力ができるようになるというもの。
「BlackBerry Balance」は、個人のアプリケーションと情報を作業データとは別のところに保存し、ユーザが私用プロファイルと仕事プロファイルをかんたんに切り替えられるようにしたもの。個人のニーズと企業のニーズ、いずれも妥協せずに解決する手段として登場しました。
RIMのソーステン・ハインズCEOは「BlackBerry 10が世界の顧客の手に届くのを楽しみにしています」とコメントしています。
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