スマホから操作して空中撮影を可能にする本格トンボ型ロボット
スマートフォンやタブレットからロボットを操作するというアイデアには様々なものが存在しますが、ラジコンのように小型のロボットを飛ばし、空中からの撮影や追跡を可能にするのが「Robot Dragonfly」。全長約15cm、重さ25gというコンパクトサイズですが、20個の環境センサーやカメラ、GPSを搭載しており、アメリカ空軍から8000万円の援助を受けて開発したという本格的なトンボ型ロボットです。
Robot Dragonfly - TechJect Inc.
http://www.techject.com/
Robot Dragonflyの機能や使い方は以下のムービーから。
こちらがRobot Dragonflyを作ったTechJect社の設立者EmanuelさんとJayantさん。
Robot Dragonflyの全長は約15cm、重さは25gで、250mAhのLiPoバッテリーを使用し、25~30分の継続飛行が可能です。
空を飛ぶ、というと鳥を連想しがちですが、TechJectが作ったのはトンボのデザイン。
空を飛び回るだけでなく、8~10分の間ホバリングすることもできます。
Robot Dragonflyはアメリカ空軍から約8000万円の助成金を得て作られたロボット。
カラー展開は緑、赤、黄、青の4種類。
羽の形も変更可能。バットマンっぽい羽や……
放射状にラインが入ったもの。
細長く、さらにトンボっぽくなったデザインも。
また、特徴に合わせて4つの種類のロボットがあります。小ささとシンプルさに特化したのがALPHA。
強さと速さを特徴とするのがDELTA。
多様に設定を変更できるのがGAMMA。
完全武装バージョンがOMEGAです。
それぞれのRobot Dragonflyに合わせて、非常に小さなコンピューターを使用しています。ALPHAとDELTAではガムよりも小さなMARC-Basicを使用。
GAMMAではそれより少し大きなMARC-2が使用されています。
Wi-Fiを搭載しており、コントロールはアプリをダウンロードしたスマートフォンやタブレットから行います。
カメラやGPS機能もついているので、こんな風に空中からの撮影も可能。
留守をしている時でも、家の中の様子を自由に見てまわることができます。
ソフトウェア開発キットがあるので、アプリを独自に開発することもでき、街のパトロールに役立てることも。
なお、Robot Dragonflyは現在商品化のための出資を募っている最中ですが、ALPHAは売り切れ状態。179ドル(約1万4000円)の出資によってDELTAが、349ドル(約2万8000円)の出資によってGAMMAが、そして499ドル(約4万円)でOMEGAがゲット可能とのこと。
締め切りは現地時間で12月31日(月)の11時59分です。
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