ハードウェア

犬や猫を飼っているような癒やしを得られる尻尾つきクッション型ロボット「Qoobo」


「疲れて家に帰って着た時に犬や猫がいたら癒やされるのにな……」と思っても、環境的な理由によってペットを飼えない人もいるはず。ならば、ふかふかのクッションに尻尾をはやし、しかもその尻尾が自分の行動に対して反応するようにして、ペットのセラピー効果を再現してしまおうと作られたのが「Qoobo」です。

Qoobo | 心を癒やす、しっぽクッション。
http://qoobo.info/

Qoobo by Yukai Engineering — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/1477302345/qoobo

Qooboの尻尾がどのように揺れるのかなどかは以下のムービーから確認できます。

Qoobo | 心を癒やす、しっぽクッション。 - YouTube


尻尾は動物にとって言葉のいらないコミュニケーションツールです。


しかし、犬や猫が好きでも、住居事情や自身のアレルギー体質などの問題で実際にはペットを飼うことができない人も多く存在するはず。


尻尾のついたクッション型セラピーロボット「Qoobo」があれば、ペットを飼うことができない人でも、まるでペットを飼っているかのような癒やしを得ることができます。


全体はこんな感じ。ふわふわの毛並みの丸いクッションに尻尾が生えています。


そっとなでるとフワフワと尻尾を振り……


たくさんなでるとブンブン尻尾を振ります。


時々は気まぐれに尻尾を振ることで答えてくれるとのこと。


獨協医科大学の坂田信裕教授はQooboについて、「思わず笑みがこぼれてしまうような形や動きに非常に興味を持ちました」とコメント。


「音声や表情をあえて省いて、しっぽの動きだけでコミュニケーションを生み出そうとするコンセプトが面白いと思います。 しっぽの動きによって引き起こされる心理的な変化から、癒やしの効果に繋がる可能性があると感じました」とのことです。


持った時の動物っぽい大きさや手触り、全体の形と尻尾のバランスなどには非常にこだわったとデザイナーの高岡尚加さんは語っています。


また、実際の動物の動きを観察・研究し、Qoobo開発に生かしたとCTOの鷺坂隆志さん。


Qooboは尻尾を含んだ全長が540mm、クッションの直径は330mmで、高さは160mm。重量はおよそ1kgで、乾電池もしくは充電池で動作するとのことですが、どちらが採用されるかは未定となっています。電池持ち時間は8時間以上とのこと。


色はハスキーグレーとフレンチブラウンの2色。


「目指したのは『しっぽ』と『心』を動かすテクノロジー」ということで、本物のしっぽの動きを再現するプログラムや複雑なしっぽの動きを実現する機構が開発されたとのことです。


開発を行ったユカイ工学は過去に脳波で動くネコミミ「necomimi」を開発した実績を持つクリエイター集団。2017年3月に開催した開発合宿で「実は欲しかったもの」「ずっと作ってみたかったもの」というアイデアを出し合ったところ、デザイナーの1人が「疲れて家に帰った時、癒やしの存在が家にいてくれたら……」と発案したことから、プロジェクトがスタートしたそうです。


なでても……


枕にしてお昼寝してもOK。


クッションの中に紛れ込ませても、ペットが隠れん坊をしているかのような雰囲気が出てよさ気でした。


なお、QooboはクラウドファンディングプラットフォームのKickstarterで商品化のための出資を募っており、目標額500万円のところ、締切まで41日を残した時点で既に320万円以上を集めることに成功しています。1万円以上の出資でハスキーグレーもしくはフレンチブラウンのQooboを1つゲット可能で、2万円以上の出資で2色1セット、10万円以上の出資で、ロゴ・シリアルナンバーが入ったタグつきの特別仕様の真っ白なQooboをゲットすることができます。発送予定時期は2018年9月で、日本の場合、2000円からの送料が別途かかってくることに注意が必要です。

なお、締切は2017年12月3日(日)22時38分となっています。

Qoobo by Yukai Engineering — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/1477302345/qoobo

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in ソフトウェア,   ハードウェア,   生き物,   動画, Posted by darkhorse_log

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