約350万台の携帯電話が一斉鳴動する「大阪880万人訓練」で速報が届いた

本日9月5日午前11時に、大阪府下にある約350万台の携帯電話がマナーモードでも一斉に鳴る「大阪880万人訓練」が実施されました。訓練は携帯電話会社のエリアメール・緊急速報メールサービスの「災害・避難情報」を利用したものなので、電源OFFの端末や電波が届かない場所の端末を除いた端末であれば鳴動の可能性がありました。GIGAZINE編集部でも2台が鳴動しました。

大阪府／大阪８８０万人訓練

午前11時に突然、通常の着信音とは異なる音で携帯電話が鳴動。見てみると、このような「訓練通報 DRILL(大阪府)」というメッセージが届いていました。

「詳細」をタップして全文を表示したところ。これはあくまで訓練ですが、いざ実際に地震が起きたらどうするのかを考えてみて欲しい、という内容。

今回、このお知らせを受信した端末はGALAXY SII WiMAX ISW11SC。auの場合、2012年1月以降発売のAndroid搭載スマートフォンであれば「au災害対策」アプリがプリセットされており、それ以前の機種でもソフトウェアのアップデートやau Marketからのダウンロードにより「au災害対策」を利用できます(IS01除く)

プリセットの場合はほとんど意識していないかもしれませんが、こんなアイコンです。

「au災害対策」は「災害用伝言板」「緊急速報メール」の2つの機能を持っています

今回使用されたのは「緊急速報メール」。地震などの緊急事態が起きると、このように緊急のメールが送られてくるというわけです。なお、電源OFF時や通話中は受信できません。また、電波状況が悪いときは受信できないことがありますが、その場合、通知の再受信はできません。

「大阪880万人訓練」はポスターをはじめ、いろいろな手段で広報活動が行われていましたが、突然携帯電話が鳴動したことで驚いた人が多かったのか、11時からしばらくの間、大阪府のサイトは極端に繋がりづらくなっていました。あくまで訓練なのにこの状態で大丈夫なのでしょうか……。

大阪府（おおさかふ）ホームページ [Osaka Prefectural Government]

また、大阪府下にあって緊急速報メールが受信可能な状態にある端末全てにメールが送られたわけではないので、本当に何かあったとき、ちゃんと速報が来るのかどうか、多少不安が残ります。