2012年08月14日 16時00分モバイル

Android版Flash Playerが8月15日以降Google Playからのインストール不可に

アドビシステムズはモバイルブラウザ向けFlash Playerの開発終了を6月に宣言しています。8月15日からはGoogle Play Storeの設定が変更され、Flash PlayerがプリインストールされていないAndroid搭載スマートフォンではFlash Playerの新規インストールができなくなります。また、Android 4.1以降向けへの開発も行われないため、OSをAndroid4.1にアップデートした場合には動作が不安定になるおそれがあるためFlash Playerのアンインストールが推奨されています。

ドコモからのお知らせ : Adobe Systems社のFlash Playerアプリ提供終了について | お知らせ | NTTドコモ

NTTドコモの場合、この「Flash Playerがプリインストールされていない機器」にはGalaxy Nexus SC-04Dが該当します。8月15日までにFlash Playerのインストールを行わない場合、Google Play Storeの設定変更によって、新規インストールは不可能になります。

モバイル向けFlash Playerの開発中止の方針は、アドビシステムズが2011年11月の段階で決定していたもの。これによると、今後のアップデートはプリインストール機器へのみ対応となるため、それ以外の機器では更新が不可能となります。また、端末を初期化したり、端末を故障修理した場合はFlash Playerがアンインストールされ、改めてGoogle Playからインストールし直すということもできなくなります。

Adobe - Flash PlayerとAndroidに関する最新情報

2012年8月15日からアドビシステムズ社はGoogle Play Storeの設定を変更し、Flash PlayerのアップデートはFlash Playerがプリインストールされている機器のみを対象とします。Flash Playerがプリインストールされていない機器についてはFlash Playerとの互換性がなくなる可能性が高まり、また8月15日以降はGoogle Play Storeからのインストールは行えません。

Android 4.0またはそれ以前の機器でFlash Playerを引き続き利用するための最も簡単な方法は、Flash Playerがメーカーによって事前にインストールされている承認済みの機器を使うか、あるいは8月15日までにGoogle Play Storeからインストールすることです。

Android 4.1向けにはそもそも開発、動作試験ともに実施されておらず、Flash Playerが正式対応していないために機器が不安定になる可能性があるほか、今後のアップデートが有効にならない可能性があるため、アドビではアンインストールを推奨しています。

Flash Playerはそれ自体が音楽プレイヤーのように起動して何かを再生したりするわけではないため、Google Storeのレビューには「どうやって使うのかわからない」という人も出ていますが、例えばグリーやモバゲーなどのゲーム、バンダイチャンネルやニコニコ動画の動画再生プレイヤーで使用されているため、使えなくなってから必要だったことに気付くという人も出てきそう。

iPhoneなどのiOS搭載端末ではFlash Playerが使えないからAndroidを使ってきたという人もいるだけに、いざという時のために、バージョンは多少古くてもいつでもダウンロードできるものを残しておいて欲しいものです。

Adobe Flash Player 11 - Google Play の Android アプリ