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Android用アプリ開発が難しい原因が機種数の多さによる断片化であることがよくわかる図

By lukew

Androidはスマートフォンの中ではiOSよりも多い56.1%ものマーケットシェアを占めているのですが、さまざまな大きさやスペックの機種が入り乱れ、結果的に統一が取れずにバラバラになるという「断片化」が発生、どのような環境でも動くようにするためアプリ開発に苦労するという側面もあります。どれぐらいバラバラで大変なのかというのを示すため、携帯電話基地局の場所や電波強度を測定したり発見できるアプリ「OpenSignalMaps」を提供するStaircaseがAndroid搭載デバイスがいかに多岐にわたっているかを「機種」「メーカー」「APIレベル」「スクリーンサイズ」の項目ごとに図表化して公開しています。

OpenSignalMaps - Android Fragmentation Visualized
http://opensignalmaps.com/reports/fragmentation.php

Androidは様々なスクリーンサイズのものが作られているので、アプリを表示させるためにそれぞれに適合するものを作らねばならないという問題があります。Staircaseは過去6ヶ月間にOpenSignalMapsをダウンロードしたデバイスにどんなものがあったのかということを68万1900個のデバイスを対象に調査しました。


◆機種
対象となる3997機種のうち、6ヶ月間でもっともダウンロードが多かったのはGalaxy SII(GT-i9100)でした。


◆メーカー
Androidのメーカーもまた、機種と同じく断片化しています。こちらの図では599のメーカーのうち、Samsungがダントツの1位。市場の40%を占めています。


APIレベル
APIレベル、及びプラットフォームのバージョンには、2011年と2012年の間に変化が起きました。2011年の4月にはAndroid2.3が全体の65%を占めていましたが、2012年の4月のトップはAndroid2.3.3で全体の55%。また、1年前はトップ2つで90%と市場のほとんどを占めていましたが、現在はAndroid2.3.3とAndroid2.2の2つを合わせると全体の75%となっています。


◆解像度
グラフの横軸が幅、縦軸が高さを表します。解像度はさまざまですが、もっとも使われている横縦比は5:3のものという結果。


ちょっとだけ符号化をすると、グラフが見やすくなります。


人気のものの色を濃く、そうでないものを薄くしてみます。


同じことをiPhoneとiPadで行うと、だいぶシンプルなことに。


結論として、Androidの大半はSamsungと、次いでHTCであり、アプリ開発者はこの2機種でテストするのが賢明と言えます。またAPIレベルとスクリーンサイズの断片化については今後も悪化していくことが考えられるので、FragmentAPIをターゲットにすることをオススメする、とのことです。

By Issa Fakhro

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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