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Eye-FiとNTTドコモが業務提携、クラウドサービスの融合も想定に


Eye-Fiカード」を発売しているEye-Fi社とNTTドコモが業務提携することで合意しました。Eye-Fiは撮影した写真や動画をアップロードするための自動ストレージサービスを、ドコモはパーソナルクラウドサービスを所有しており、これらのサービスを融合させることを目的としています。

報道発表資料 : NTTドコモと米国Eye-Fi社が業務提携で合意 | お知らせ | NTTドコモ



「Eye-Fi」はWi-Fi(無線LAN通信)機能を内蔵したSDカードで、これを利用してデジカメで写真を撮影すると、わざわざケーブルでデジカメとPCを接続したり、SDカードを抜き差ししなくても、撮影した写真をPCにコピーしたり、オンラインのストレージサービスにアップロードすることが可能です。

NTTドコモでは、写真や動画向けのサービスとして、「お便りフォトサービス」などを提供しており、今後、さらに拡大が見込まれる分野であることからEye-Fiとの提携を決定しました。


まずは、2012年3月ごろからEye-Fiの自動ストレージサービスとドコモのお便りフォトサービスとの連携をスタート。

続いて、2012年4月ごろをめどとして、現在はPCでの初期設定が必要なEye-Fiカードを、スマートフォンでも初期設定可能なよう対応させて発売。ドコモの販売チャネルでも取り扱いを行っていく予定としています。

これによって、デジカメで撮影した写真や動画をすぐにスマホやタブレットに転送したり、撮影した写真をストレージに保存してPCやタブレット、スマホやフォトパネルから見られるようになったり、Eye-Fiカードで撮影した写真を自動的にSNSへアップロードできるようになったりするわけです。

ちなみに、同様にWi-Fi機能を搭載したSDHCカードとして、2011年に東芝が「FlashAir」を発表、2012年2月に発売予定となっていましたが、ちょうど昨日に発売延期が発表されています。Eye-Fiはこの東芝のFlashAirに対して特許侵害であることを表明していますが、東芝によると今回の延期は販売準備の遅れによるもので、3月10日には発売の予定となっています。


東芝がFlashAirの発売を延期した翌日にEye-Fiがドコモと提携とは、なかなかめまぐるしい状況です。

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in メモ, Posted by logc_nt

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