豚カルビはちゃんとしているのか?「日清焼そばU.F.O.塩カルビ焼そば」試食レビュー
「カップヌードルカルビスト ビッグ」は確かにある意味、豚カルビの味をしていましたが、今度はあの焼きそばブランドが「日清焼そばU.F.O.塩カルビ焼そば」(税別170円)として新たな刺客を送り込んできました。
日清焼そばU.F.O.塩カルビ焼そば|製品情報|日清食品
食べ物で「青色」などの寒色系というのは食欲をそそらない色なのですが、それをあえて使ってくるところに意気込みを感じます。その意気込みが反映されているのか「香ばしい豚カルビがくせになる!」というキャッチフレーズ。
味付豚肉と書いてあるものが「豚カルビ」のこと。豚カルビと言うと、ねぎを連想してしまいますが今回は「キャベツ」が豚カルビの相棒をつとめます。確かに焼きそばの中にはキャベツが入っていることが多いので、これは焼きそばならではの判断。
1食570kcal。
裏面には調理方法が記載されています。少なくとも湯切り口から転落するぐらいの小粒な豚カルビではないことだけは確実。
包装フィルムをはがしてみると、表面にまたまた調理方法の記載。「2つの小袋が入っています。お取り忘れにご注意ください。」とのことなので、「袋に分けなければならないほどの豚カルビが?!」と思ってよく読むと「ソース」と「スパイス」でした。
そういえばどういうわけか、小袋が上にのっておらず、めんの下にあったため、取り出すのを忘れたままお湯を入れて3分間放置し、袋が湿気でふにゃふにゃになる……というたぐいまれなる悲劇が起きる可能性があるので、いつも通りのこととはいえ、しっかりと確認したいところです。
スパイスと液体ソースを確保、このあたりまではOK。
で、かやくは元々入っているはずなのですが、ほとんど見当たりません……。
麺をどかせてかやくを確認してみました。製品情報には「たっぷりの豚カルビ、大切りキャベツ入り」との記載がありましたが、きっと、お湯を吸うと爆増するに違いありません。
お湯を入れます。
3分経ったので、まずは液体ソースから投入。
濃厚そうなソース。
次はスパイスをかけます。
スパイスの中身は粗挽き黒胡椒と赤唐辛子です。
混ぜ混ぜしながら具の量を確認してみたのですが、麺の分量に対して圧倒的に具は少なく、普段と同じ平常運転でした。
具の豚肉とキャベツをなんとか確認。黒い粒は黒胡椒です。
実際に食べてみると、ソースの味は薄めですが、一方で黒胡椒などのスパイスがよく効いていて、塩カルビの「風味」はしっかり出ていました。また、肝心の豚カルビはもうここまでの写真を見れば理解できるように、よくよく注意して食べないと「あ、今の具だったかも?」程度で華麗にスルーしてしまいそうなレベルです。
ところで日清のインスタントラーメンや焼きそばのパッケージは実際の中身を使って組み合わせたものとなっており、今回の「日清焼そばU.F.O.塩カルビ焼そば」のパッケージをよくよく見てみると、確かに全くと言っていいほど豚カルビの姿はありません。つまり、これは「肉」としての豚カルビを味わうものでは無く、あくまで「豚カルビ風味」を味わうものなのです。たとえるならばカルビーのポテトチップスに「豚カルビ味」と書いてあるからと言って、「中にちゃんとした豚カルビが入っていないではないか!」と怒る人はいません。つまり、今回の「日清焼そばU.F.O.塩カルビ焼そば」は、そういうことです。
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