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東芝の電子ブックリーダー「ブックプレイス(BookPlace)DB50」で何ができるかまとめ


2月10日からタッチパネル付き7.0型ワイドWSVGA(600×1024)TFTカラーLED液晶搭載のタブレット端末新商品として電子ブックリーダー「ブックプレイス(BookPlace)DB50」が東芝から発表されました。本体の重さは約330グラム、厚さは11mm、内蔵フラッシュメモリは8GB(ユーザー使用可能領域は6GB)しかないのですが、一応メモリカードスロット(microSD、microSDHC対応)があるようです。

価格はヨドバシ.comによると、税込2万1900円となっています。

東芝:dynabook.com | 電子ブックリーダー BookPlace
http://dynabook.com/pc/bookplace/index_j.htm


東芝:ニュースリリース (2012-01-26):電子ブックリーダー「ブックプレイス(BookPlace)DB50」の発売について
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2012_01/pr_j2601.htm


・どこの画面を表示していてもワンタッチでトップ画面の書棚に戻る「ホームボタン」
・直前まで読みかけたページをすぐに呼び出す「コンティニューボタン」
・誤ったページを表示してもすぐに1つ前のページに戻れる「バックボタン」
などの専用ボタンを搭載しており、7型広視野角のタッチパネル付きカラー液晶によって、文字の拡大・縮小や輝度調整も指で直感的に操作可能。また、縦横の画面切り替えも可能で、電子書籍だけでなくホームページの閲覧やメール送受信もできるとのこと。

各専用ボタンは以下のようにして使うことになります。

◆HOME(ホーム)ボタン
電源ONですぐにホームの本棚画面が起動。また、「BookPlaceストア」を見たり、他のアプリを使っていても、「ホームボタン」で簡単に起動時の本棚画面に戻ることが可能。


◆CONTINUE(コンティニュー)ボタン
電子書籍を読みかけたまま、インターネットやメールなどほかの画面を開いていても、「コンティニューボタン」を押すと、さっきまで読んでいたページの続きから書籍を読むことが可能。また、長押しすれば読書履歴を表示できるため、複数の本を併読している場合でもすぐに読みたい本を選んで続きから読むことが可能。


◆BACK(バック)ボタン
うっかり別の画面に移動してしまった時や、ウェブページを見ている時などで1つ前の画面に戻りたい場合に使うボタン。本棚画面で押すと、一番上の棚までスクロール可能。

◆MENU(メニュー)ボタン
本棚画面や電子書籍を読んでいる画面、ブラウザ画面など、その時利用している内容に関する設定メニューを表示。

◆VOLUME(ボリューム)ボタン
電子書籍の音声読み上げ時や、インターネットで動画や音楽を鑑賞する際に、「+」「-」ボタンで音量を調節

◆小さい文字を拡大する「スライダー&タッチ操作機能」
小さくて読みにくい文字は、タッチパネルに表示されるスライダーを指でなぞるだけで拡大可能。


雑誌やコミックは、ピンチアウト・ピンチインで拡大縮小可能。


◆読みたいページを呼び出す「しおり機能」
途中まで読んだページや、気になったページにしおりを挟むことができ、あとでそのページを呼び出すことが可能。また「しおり一覧」画面から選べば、そのページを開くことが可能。

◆気になった語句を調べる「インターネット辞書機能」
読書中に分からなかったり、気になった語句をインターネット上ですぐに調べることが可能。また、気になる語句にマーカーを引いたりメモを付けて、該当箇所のページを後から開くことも可能。

◆複数の本棚を作成できる機能
ホームの本棚画面や立読み画面に加えて、複数の本棚を新たに作成可能。「趣味」や「ビジネス」などジャンル別に本棚を作って管理したり、名前別にして家族で使うことも可能。ただし本棚作成可能数は「7個」まで。


また、本棚の中で場所を入れ替えたり、束ねられたシリーズものの書籍をタップして広げて、読みたい本をすばやく見つけることも可能。さらにSDカードから写真データを取り込んで本棚の背景に設定することも可能(JPEG・PNG形式)。


◆内蔵ソフトウェア
インターネットのホームページを閲覧できる「ブラウザ」や「メール」のほか、メモリカードに保存されている静止画や映像などのファイルを再生できる「ギャラリー」などを標準搭載。メモリカード上の音楽ファイルも専用ウィジットから再生可能。また、PDF形式のファイルを読めるAdobeReaderも搭載済み。

通信は無線LAN(IEEE802.11b/g/n準拠)で行い、「BookPlaceストア」から電子書籍を購入するというスタイル。また、この「ブックプレイス(BookPlace)DB50」購入時には特典として、5000円分の書籍が無償でゲットできるポイントが取得できるようになっているそうです。

仕様詳細は以下のような感じです。

【BookPlace DB50】2月10日から発売/オープン価格(ヨドバシによると税込2万1900円)
・モデル名/型番:DB50/25E/PDB5025ENAW
・プロセッサ:Freescale i.MX535,1.0GHz
・画面:タッチパネル付き 7.0型ワイド WSVGA( 600×1,024ドット) TFTカラー LED液晶(広視野角/LEDバックライト)
・記憶容量/メモリ8GB フラッシュメモリ(eMMC対応)/1GB
・専用ボタン:HOME、MENU、BACK、CONTINUE、VOLUMEボタン
・外形寸法(突起部含まず):約120(幅)×190(高さ)×11(奥行き)mm
・質量:約330g
・駆動時間:最大約7.5時間
・通信:無線LAN(IEEE802.11b/g/n準拠)、Bluetooth搭載
・サウンド機能:モノラルスピーカー
・インターフェース:micro USB2.0(micro-B)、メモリカードスロット×1(microSD、microSDHC対応)、ヘッドホン端子

なお、東芝によると「電子書籍は今後普及が見込まれていますが、その市場がさらに拡大するためには、書籍コンテンツの充実と、使いやすさや読みやすさを重視した製品の開発、さらに普及価格帯での製品展開が課題でした。当社は今回、電子ブックリーダー「BookPlace DB50」を商品化し、今後コンテンツを配信するパートナー企業との連携も強化することで、これらの課題を解決し、電子書籍市場の拡大とともに、製品とサービス両面での売り上げ規模拡大を目指します」としています。

Amazonの「Kindle」も海外ではカラー対応版がちゃんと存在しており、白黒版第4世代Kindleなら日本からも購入可能でわずか109ドル(約8400円)、AppleのiPadはまもなく「iPad 3」が登場すると見込まれている中、果たしてどこまで電子書籍市場に食い込めるのでしょうか……

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in ハードウェア,   マンガ, Posted by darkhorse

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