レビュー

細部までくっきり見えるフルHD画質でビデオ通話ができるウェブカメラ「C920」


実際のフォーカス速度やエンコードによるCPUの負荷などを含めた使い勝手は一体どのようなレベルなのか、一般的なビデオカメラと同等のHD画質でビデオ通話ができるロジクールの「HD Pro Webcam C920」(公式ストアでは税込9980円)の実機を使っていろいろとテストしてみました。

ロジクールの公式サイト


パッケージはこんな感じ。Skypeで1080p画質のビデオ通話ができることが左下のアイコンでアピールされています。なお、前モデルの「C910」はフルHD動画の撮影のみ可能で、Skypeなどのビデオ通話の画質は720pまででした。


箱の裏面です。動画圧縮率の高さに優れるH.264エンコーダーを搭載しています。気になるファイルサイズやPCのCPUへの負荷は後ほどチェックしています。


黒の筐体に白字でロゴが入ったシンプルなデザイン。


ドイツの老舗光学機器メーカー、カールツァイス製のレンズを搭載。オートフォーカス機能と4倍デジタルズームを備え、焦点距離は7センチからです。


レンズの両サイドにノイズ、エコーキャンセリングを備えたマイクがあります。


底面には三脚などに取り付けるためのネジ穴を備えています。金属製なので繰り返し使用しても摩耗する心配がありません。


側面から見たところ。下のヒンジ部分で高さを調節することができます。


PCと接続するためのUSBケーブルは約180センチ。


12インチのノートPCに取り付けてみました。クリップの内側に滑り止めのゴムが付いているので安定感があります。


正面から見るとこんな感じ。


三脚にも取り付けることができるので、本格的なビデオカメラのような使い方もできます。


本を挟んで固定することも可能。ディスプレーの上以外でも、手近にあるものにクリップできるので便利。


付属ソフトを使うと露出やコントラストなどを設定可能。実際にどのように変化するかは、この下にある動画で比較しています。


実際にどのような感じの画質になるのかというのは以下のムービーを参考にしてください。再生時に右下のボタンをクリックして「1080p」にすればよくわかります。なお、YouTube上で見る動画の画質も元の動画ファイルと遜色はありませんでした。

まずは、彩度や明度をオートにして撮影したもの。チキンの表面にあるコショウの黒い粒などがクリアーに判別可能。また、被写体の位置が変わると、ピント位置がきちんと変わってくれる点にも注目です。

「C920」撮影サンプル(オート設定) - YouTube


以下の動画では米粒などに注目するとフルHDの解像度の高さが分かります。なお、色の強さやピントなどは手動で設定して撮影しており、細かい調整が可能というわけです。

「C920」撮影サンプル(手動設定) - YouTube


PCへ保存したムービーファイルは廉価なビデオカメラと遜色がないレベルで、実際のSkypeの通話でも上記YouTubeと同じレベルの画質をほぼ保っており、髪の毛や顔のシワが見えます。荒い画質で話すよりも表情がわかりやすい分だけ会話がしやすいので、インターネット越しでもできる限りまるで目の前にいるようなコミュニケーションを取りたい、という場合には役に立つはずです。

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in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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