メモ

無料で「みんなのPython Webアプリ編」のPDFファイルがダウンロード可能に


「脱初心者を目指したい人にはよい本だと自負しています」「すでに絶版になっており,アマゾンでは中古しか手に入らないのですが,プレミアが付いているようで,需要があるんだなー,と思っています」「出版契約を解除して,オマケでPDFまでいただいてしまったのです。手元にあるPDFをどうしようか,と考えました。電子書籍として有料で流通,という選択肢もあったのですが,無料公開の方がいろいろと利点が多いと判断しました」ということで、なんと定価が税込2604円だった「みんなのPython Webアプリ編」が無料ダウンロード可能になりました。

ダウンロードは以下のページに行けば可能です。ファイルサイズは4.1MBほどなので、すぐにダウンロードは終わります。

クリスマスプレゼント!「みんなのPython Webアプリ編」のPDFを無料公開します | TRIVIAL TECHNOLOGIES on CLOUD
http://coreblog.org/ats/minpy-web-is-now-free-to-read


みんなのPython Webアプリ編 サポートWeb | coreblog.org
http://coreblog.org/ats/stuff/minpy-web-support/


目次は以下のような感じです。


◆Part1:PythonとWebアプリケーション

・Chapter 01 Webアプリケーション概論
アプリケーションとは何か
Webの基本的な仕組みを知る
HTTPの概要

・Chapter 02 復習!! Python
PythonとWebアプリケーション
Pythonの基礎
Pythonのオブジェクト指向機能
ユニコードと日本語

・Chapter 03 PythonでWebサーバを作る
SimpleHTTPServerを使う
CGIHTTPServerを使う

・Chapter 04 Webアプリケーションに値を渡す
URLを使ってWebサーバに命令を渡す
フォームの処理
データ型の変換
クエリとリクエスト

・Chapter 05 HTTPの詳細
レスポンスとして送られる文字列
リクエストとして送られる文字列

・Chapter 06 RSSリーダーを作る
リクエストの処理
レスポンスの処理

・Chapter 07 Webアプリケーションとデータの保存
Webアプリケーションとセッション
データベース概論
データベース用の問い合わせ言語

◆Part2 効率的なWebアプリケーション開発

・Chapter 08 効率的なWebアプリケーション開発とは
アプリケーションと開発効率

・Chapter 09 Pythonとテンプレートエンジン
テンプレートエンジンとは
テンプレートエンジンの動く仕組み
標準モジュールを使ったテンプレートエンジン
Pythonでテンプレートエンジンを作る

・Chapter 10 O/Rマッパーを使ったデータベースの操作
テーブルとクラスの関係
シンプルなO/Rマッパーを作る
O/Rマッパーの利用

・Chapter 11 RSSリーダーを作る その2
RSSリーダーの機能追加

・Chapter 12 バリデータとウィジェット - フォーム処理の抽象化
バリデータの利用
バリデータを作る
ウィジェットの利用
ウィジェットを作る

・Chapter 13 WEbアプリケーションサーバを使った開発
URLと遷移
Webサーバの動く仕組み
Webアプリケーションサーバを作る

・Chapter 14 Webアプリケーションと認証
認証の基本
BASIC認証
ダイジェスト認証
フォームを使った認証
フォーム認証の機能を作る

・Chapter 15 Webアプリケーションとセキュリティ
Webアプリケーションのセキュリティホール
セキュリティホールへの対処

・Chapter 16 RSSリーダーを作る その3
拡張版RSSリーダーの仕様を決める
RSSリーダーの作成
機能拡張のためのヒント

・Appendix Webアプリケーションフレームワークの利用
Webアプリケーションフレームワークとは
Django
TurboGears
Plone
WSGI


印刷された書籍を裁断してスキャンした画像ファイルを埋め込んだPDFファイルではなく、ちゃんとテキスト化されている真の「電子書籍」としてのPDFファイルなので、書籍中に出てくる文字列はすべて検索も可能で、あらゆる文字列のコピーも可能、蛍光マーカーで線を引くような感じでハイライトを加えたりコメントを入れたり、非常に利便性の高い書籍となっています。まさに電子書籍のあるべき姿を見せてくれます。


なお、この書籍を無料でダウンロード可能にした理由については以下のように書かれています。

・電子書籍にしてもせいぜい数万から数十万くらいしか手元にはいらない
・より多くの人に読んで貰える
・これを機会に,エンジニアの皆さんに「電子書籍ステキやん!」と思って貰える

などなど...。特に最後の項目は重要。僕は,パソコンやスマホを持っている率が高く,技術にアレルギーがないエンジニアこそ,電子書籍の未来を切り開いてゆくんだと本気で思っているのですが,そのためのお手伝いができるのならわずかばかりのお金を手に入れるよりずっといいかな~,と思ったのです。
このPDFを読んで「電子書籍ステキやん!」と思った人は

みんなのPythonを出してもらっているソフトバンククリエイティブはもちろん,達人出版会,オライリー・ジャパン,オーム社,技術評論社など,電子書籍の技術書を取り扱っている出版社は沢山あります。電子書籍を買ってみるのもいいかも。


もちろん,僕の本「みんなのPython」を買ってくれてもいいんだよ~。売れるペースが上がれば,Python 3対応版の出版が早まるかもだよ...。

anyway, have fun !

「みんなのPython」は以下のような感じです。

Amazon.co.jp: みんなのPython 改訂版: 柴田 淳: 本

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in メモ,   ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by darkhorse

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