ハードウェア

AnkerがオンデバイスAI機能を実現する「Thus」チップを発表、新製品のSoundcoreイヤホンから搭載開始し他の製品にも順次展開予定


モバイルバッテリーやイヤホンなどの周辺機器を手がけるAnkerが、オーディオ性能を向上させるための自社開発AIチップ「Thus」を発表しました。

Anker THUS chip breaks computing rules to put big AI models on wearable devices | TechRadar
https://www.techradar.com/ai-platforms-assistants/anker-thus-chip-breaks-computing-rules-to-put-big-ai-models-on-wearable-devices

Anker soundcore products to get "150 times more AI power" from new Thus chip - Notebookcheck News
https://www.notebookcheck.net/Anker-soundcore-products-to-get-150-times-more-AI-power-from-new-Thus-chip.1278351.0.html

Anker made its own chip to bring AI to all its products | The Verge
https://www.theverge.com/tech/916463/anker-thus-chip-announcement

「Thus」は世界初のニューラルネットワーク・インメモリAIオーディオチップと紹介されており、従来のチップよりも小型で、複雑な計算を実行するのに必要な電力も少ないということです。


Thusは2026年5月21日開催のイベントで発表される新しいオーディオ製品に搭載される予定。Ankerによると、小型ゆえにAIチップを搭載するのが難しかったイヤホンにまず実装するとのこと。

イヤホンは装着中常にチップが動作しているため、従来の設計では数十万のパラメーターを処理できる小型のニューラルネットワークに頼らざるを得ませんでした。しかし、Thusはエネルギー効率の高いメモリ内演算設計で数百万のパラメータを処理できるようになり、複雑な周囲の騒音などを処理するための演算能力が大幅に向上しました。

従来の処理方式ではメモリとプロセッサが物理的に分離されていましたが、Ankerは代わりにインメモリコンピューティングという方式を採用し、データの送受信というエネルギー消費の大きい処理を排除したそうです。


Ankerによると、Thusチップの大型ニューラルネットワークに加え、8つのマイクロ電気機械システム(MEMS)マイクと2つの骨伝導センサーにより、環境に関係なく強力なノイズキャンセリングと通話音声の大幅なクリア化が可能になるとのこと。

Ankerのスティーブン・ヤンCEOは「これまでに開発されたAIチップはすべて、モデルを片側に保存し、もう片側で計算を行っていました。つまり、デバイスは推論を行うたびに何度もパラメーターを転送する必要がありました。Thusは計算処理とモデルの場所を統合することでエネルギーの節約に成功しました」と伝えました。

リーク情報によると、Thusチップを搭載した最初のイヤホンはLiberty 5 Pro MaxとLiberty 5 Proになる可能性が高く、価格はそれぞれ229.99ドル(約3万6700円)と169.99ドル(約2万7000円)になると予想されています。

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in ハードウェア, Posted by log1p_kr

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