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御年79歳のミスターペンギン、夢は「南極大陸で永眠すること」


ペンギンの着ぐるみに身を包んで街をかっ歩する「ミスターペンギン」ことAlfred Davidさん(79)。見た目だけでもペンギンが大好きなのは分かりますが、彼の愛はコスプレだけにとどまらず、将来の夢は「南極大陸で永眠すること」だと答えるほどです。

Belgium's Mr Penguin dreams of Antarctic funeral | Reuters

ベルギー・ブリュッセル在住のavidさんがここまでペンギンと縁深い人生を送るきっかけとなったのは、1968年の5月に遭遇した自動車事故。この事故によって臀部(でんぶ)を負傷した彼は以前のようには振る舞えなくなって歩くとふらついてしまうようになり、まるでペンギンのように見えたところから、同僚たちから「ミスターペンギン」というあだ名をつけられたといいます。

お気に入りのペンギンスーツを着ているDavidさん。


彼のけがをからかっているとも取れるあだ名ではありますが、このことをきっかけにDavidさんはペンギンに興味を持つようになりました。そして、ペンギンに関係するあらゆる物を収集するようになり、ついには彼が所有する3500点以上のペンギングッズを展示する博物館を、自宅の中に作りあげました。


彼のペンギンに対する執着はとどまるところを知らず、ついにDavidさんは「戸籍上の名前を『ミスターペンギン』にしたいんだ」と妻に相談。さすがにこのことには参ったのか、奥さんは彼と彼のコレクションたちを家から追い出してしまいました。この事件を受けて、Davidさんのペンギンコレクションの大多数は地元のサッカーチームに寄贈され、彼らのチーム運営費の足しにしてもらったとのこと。

「ミスターペンギン」はその容姿や、ペンギンに興味を持ったきっかけのドラマ性から数々のテレビ番組に出演していて、1992年には映画「バットマン リターンズ」のアムステルダム・プレミアに招待されたこともあるそうです。


「ミスターペンギン」はロイターのインタビューに対し、「私の究極の夢は、ペンギンの生息地にほど近い深海に沈めてもらって、海洋葬されることです」とコメントしているほど。彼のペンギンへの愛はいつまでも揺るぐことはなさそうです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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