ソニーがAndroidスマートフォン向けに音楽配信サービスを提供開始、BRAVIAやPS3、PSP、VAIOなどでも利用可能
昨年末ごろからAndroidスマートフォンが普及し始め、先行するiPhoneと国内でもシェアが逆転するなど、盛り上がりを見せていますが、LISMOなどのサービスが提供されているものの、iTunesを利用できるiPhoneと比較して「音楽サービスが強くない」と感じる人も少なくないのではないでしょうか。
そんな中でソニーが音楽配信サービス「Music Unlimited powered by Qriocity」をAndroidスマートフォンでも利用できるようにすることを発表しました。
詳細は以下から。
Sony Japan | ニュースリリース | Music Unlimited powered by Qriocity? アンドロイド対応の携帯機器向けにサービス開始
ソニーのプレスリリースによると、同社は音楽配信サービス「Music Unlimited powered by Qriocity (キュリオシテイ ミュージックアンリミティッド)」に対応したAndroidスマートフォン用アプリケーションをAndroidマーケット経由で提供開始するそうです。
本日から配信されるアプリケーションはソニー・エリクソンの「Xperia arc」や「Xperia PLAY」「Xperia X10」「Xperia X8」「Xperia neo」やAndroid2.1、2.2、2.3スマートフォンで利用可能なほか、液晶テレビ「BRAVIA」やPS3、PSP、VAIOなどでも利用可能。
「Music Unlimited powered by Qriocity」はクラウドベースでユーザーがいつでもどこでも音楽を楽しめるストリーミング型配信サービスで、ユニバーサルミュージック、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ワーナーミュージック、EMIミュージックなどの音楽レーベルや独立系レーベル、そして音楽出版社から許諾を受けた楽曲を含めて、幅広いジャンルから700万曲以上がラインナップされています。
料金プランは月額9.99ドル(約810円)の「プレミアム」と月額3.99ドル(約320円)「ベーシック」の2種類が提供され、プレミアムではプレイリストの作成・編集や制限無しのオンデマンド再生も利用可能。いずれのプランにも好みに合わせて分類された何十ものカテゴリーの音楽チャンネルが楽しめる「ベーシックチャンネル」やPC上で管理される音楽ファイルを自動検索し、サーバーに存在する楽曲はアップロード無しでマイライブラリに登録可能な「Music Sync」などを利用できます。
なお、本日からサービスが提供されるのはアメリカ、イギリス、アイルランド、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、オーストラリア、ニュージーランドの9ヵ国で、「Qriocity」自体が未展開となっている日本でのサービス展開予定については触れられていませんが、ソニーはスマートフォンで初代PSのソフトをプレイできるようになる「PlayStation Suite」を打ち出すなど、Androidプラットフォームに注力しているだけに、今後の展開からも目が離せません。
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