出版社を越えたコラボ、「魔法先生ネギま!」「ハヤテのごとく!」劇場版を同時上映へ
東映まんがまつり(東映アニメまつり、東映アニメフェア)のように1本の長編と数本の短編、あるいは中編を束ねて上映する形態はさほど珍しくはありませんが、今年の夏、「魔法先生ネギま!」と「ハヤテのごとく!」という、他出版社作品の映画2作品が同時上映されることになりました。
「ネギま」は講談社の週刊少年マガジン連載、「ハヤテ」は小学館の週刊少年サンデー連載と、いわばライバル同士。公式サイトにも「なぜだ!?の同時上映!!」という言葉が踊っています。
この詳細は以下から。
劇場版「魔法先生ネギま!」「ハヤテのごとく!」劇場用公式共通サイト
http://www.negihaya.com/
「魔法先生ネギま!」は赤松健が2003年から週刊少年マガジンに連載しているラブコメ的マンガ。通常であればじわじわと登場キャラクターを増やしていくところですが、いきなり31人の女生徒が登場。ずらっと顔が並んだ名簿は壮観で、他のマンガでも同様の名簿がちらほらと出てきてネタになりました。
こういった作品であれば当然のようにメディアミックス展開が行われ、2005年1月から6月にかけてアニメ第1期(テレビシリーズ)が放送され、翌2006年10月~2007年3月にはアニメ第2期(テレビシリーズ)の放送があり、第3期以降はOVA(OAD)としてコミック限定版付属で展開されました。
今回の映画は「魔法先生ネギま!ANIME FINAL 劇場版」ということで、いよいよ物語のクライマックスが描かれることになります。
一方、「ハヤテのごとく!」は畑健二郎が2004年から週刊少年サンデーに連載している執事ラブコメマンガ。多額の借金を抱えた綾崎ハヤテが、ひょんなことから助けた大富豪の令嬢・三千院ナギの執事として働くことになる……という物語です。
こちらは2007年4月~2008年3月にアニメ第1期(テレビシリーズ)が、2009年3月~2009年9月にアニメ第2期(テレビシリーズ)が放送されています。
「劇場版 ハヤテのごとく! HEAVENS IS A PLACE ON EARTH」は畑さんのネームを原作とした未発表ストーリーを映画化したもの。
映画の同時上映にあたっては、赤松さんから「本当にやるんですね(笑)!?一緒に盛り上がっていきましょう!」というコメントが寄せられており、前売券もコラボ絵柄のものになっています。
ちなみに、畑さんは「かってに改蔵」「さよなら絶望先生」などの代表作で知られる久米田康治さんのアシスタントだった時代があり、一方の赤松さんは久米田さんとはお互いをネタにしあう仲であり、不思議な縁を感じます。
映画は8月27日(土)公開となっています。
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