故マイケル・ジャクソンが住んだネバーランドを動物の保護区に、動物の権利擁護団体PETAが主張
by Visa89
2009年に50歳の若さで急逝したマイケル・ジャクソンが生前に住んでいた自宅兼遊園地兼動物園である「ネバーランド」。
そのネバーランドに対して、毛皮への反対を訴えるために有名な女優が全裸になったりするキャンペーンなどで有名な世界最大規模の動物権利擁護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」が「ネバーランドを動物の保護区に」と主張しています。
主張の詳細は以下から。PETA wants a Neverland animal sanctuary | MNN - Mother Nature Network
PETAは、マイケル・ジャクソンの長男であるプリンスと長女のパリスに宛てて、「ネバーランドにある2800エーカー(1100ヘクタール)以上の土地を動物のための公園や施設にして欲しい」という主張を綴った手紙を送っているそうです。これを受け取ったプリンスとパリスは、このアイデアについて興味を持っていると噂されています。
空から見た2009年のネバーランド
by WKHarmon
PETAのMichelle Cho代表は、プリンスとパリスに宛てて「いつの日かお父さんのネバーランドを動物のための公園や施設にするというアイデアについて、あなたたちが賛同していると聞きました。我々はこの膨大な土地を、利益のために動物が投獄される動物園の代わりに、動物たちの適切なケアができる真の野生動物保護区にすることを奨励します」と書いています。
また、「現実的な理解を得るための最良の方法は、Global Federation of Animal Sanctuariesによって設立されたStandards of Excellenceと親しんだり、すでに存在している保護区を訪問するなどして保護区の運用に携わることです。例えば、フロリダにあるSave the ChimpsやカリフォルニアにあるPerforming Animal Welfare Society's wildlife sanctuariesなどがいいでしょう。あなた方が保護区の実態などを確認した上で、最終的にネバーランドを自然にあふれた動物保護区へと生まれ変わらせる計画を開始することをお勧めします」とも伝えたそうです。
全裸で動物擁護を訴えるPETAのポスター
by wavelab.be
一方、ネバーランドの一部を所有するアメリカの不動産投資会社コロニー・キャピタルが荒廃したネバーランドをどのように修復するのかについて、CEOであるTom Barrackは「私たちのプランは、荒廃したネバーランドを元通りの偉大なものへと復旧するために働くことです」とブルームバーグTVに語りました。さらに、「この素晴らしい場所はマイケルの美しい精神と優しさが残っているだけではなく、インディアン文化が築いた1000年の遺産でもあります。我々はちょうど改修、復元作業をしているところです。そしてマイケルの子どもたちが前へ進んでいくために土地をどうするのかを、ただ見守っています」と付け足しています。
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