取材

親鸞聖人がフィギュア化、そのあまりのクオリティは鎌倉時代の作品と言われても信じてしまいそうなほど


親鸞聖人といえば「善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」という「悪人正機」を唱えた思想家であり、現在も約2000万人の信者を擁する浄土真宗の開祖といわれる歴史上の人物ですが、今年2011年は親鸞の750回忌に当たるそうです。

この親鸞750回忌を記念して開催された「親鸞展」で公式フィギュアとして製作された、海洋堂の「親鸞像」がワンダーフェスティバル2011[冬]に出品されていました。今回の親鸞像は、全国に現存する多くの像をもとに仏教造形研究所が親鸞聖人像を制作、阿修羅像なども手掛けた海洋堂造形部の木下隆志氏がそれを参考として立体物として再現したとのこと。700年前に製作されたと言われても信じてしまいそうなほど、中世の雰囲気を忠実に再現しています。

詳細は以下から。親鸞展公式フィギュア「親鸞がそこにいる」|株式会社 海洋堂

親鸞像が展示されている海洋堂のブース


親鸞像のショーケース。。浄土真宗で用いられる逆三角の「御打敷」は別売りで再現。


襟巻きのように見える部分は「帽子(もうす)」と呼ばれる防寒具で、現存する親鸞の肖像画などにも見られるものとのこと。比叡山の峰々をくまなく回る過酷な修行「千日回峰行」にちなんだ小物としてわらじ、杖つきが添えられ、さらに台座と火鉢もセットになっています。


近寄って見ると、親鸞像の表情まで精巧に作り込まれているのが分かります。「自分を悪人だと自覚した者こそ救われる」と説いた聖人にふさわしい穏やかな表情。


この親鸞像は、通常「親鸞展」の会場での販売でしたが、今回はワンフェス会場で200体の限定販売。一体3150円(税込み)。


打敷は別売り1100円(税込)です。


オリジナルストラップやクリアファイルも売っていました。


オリジナルクリアファイルは各種400円(税込)。


オリジナルストラップは700円(税込)。

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in 取材,   アート, Posted by darkhorse_log

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