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ルーマニアで「魔女」が認可制に、予言が外れると罰金も


ウィッチクラフト(魔女文化)が数世紀の歴史を持ち、現在も「魔女」や「まじない師」「占い師」として生計を立てる人々が多く存在するルーマニアでは、魔女たちからもほかの自営業者と同様に徴税するために今年1月1日に労働法が改正され、魔女が「職業」として認められることになりました。

魔女たちは今後は役所に営業許可を得て「魔女」として登録する必要があるほか、占いが外れると罰金が科されたり、逮捕されてしまうようになる可能性もあるそうです。


詳細は以下から。Romanian witches could face fines for bad predictions | Posted | National Post

現在ルーマニアの国会で審議中の新しい法案では、「魔女」が登録制になりほかの自営業者と同じく16%の所得税を納め健康保険や年金に加入する必要があるほか、顧客への領収書の発行も義務づけられ、予言が外れた場合には罰金や懲役などの罰則も盛り込まれています。

母親や祖母、曾祖母も魔女だったという「白魔術の女王」ことBratara Buzeaさんは、「(予言が外れたときには)魔女ではなくカード(タロットカード)を責めるべきです。依頼者がうそをついていたせいで正確な占いができなかった場合にはどうなるのですか?わたしたちの責任ではありません」と語っています。


先日の労働法改正の際には課税されることに反対する魔女たちがドナウ川にマンドレイク(マンドラゴラ)を投げ込み官僚を呪(のろ)ったそうです。


一方で、魔女が「職業」として認知されることを歓迎する魔女たちもいます。今日でも式典や重要なイベントの際には政府関係者が「魔よけ」のため紫色を身につけ、お抱えの占い師を持つ政治家がいたり、選挙の裏では「呪い合戦」が繰り広げられていると言われるルーマニアですが、共産時代には「魔女」として逮捕された人々も多数いたそうです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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