ライオンの肉を挟んだ変わり種タコス、発売前から大きな話題に
ひき肉とサルサソース、野菜を挟んだサンドイッチ風のメキシコ料理「タコス」の材料にライオンの肉を使ったメニューを発売すると発表し、予約を受け付けているアメリカのレストランが話題になっています。
肉食獣であるライオンの肉を食べるというのはなかなか挑戦的な試みではありますが、この珍しいタコスの発売にあたって、まだメニューの提供が始まらないうちから賛否両論が巻き起こっているようです。
レストランの店主が語る、ライオン肉のタコスを発売する理由などは以下から。Boca, gaining a rep for exotic tacos, plans lion-meat offering
アメリカにある「Boca Tacos y Tequila」というレストランで、2月16日からアフリカ原産のライオンミートを使ったタコスの予約を受け付けているということです。。予約は2月7日の15時まで受け付けるとのこと。また、店主のBryan Mazon氏によると、好奇心旺盛な人たちからすでに数件の予約が入っているそうです。
Mazon氏のレストランでは6ヶ月ほど前から毎週水曜日に新作タコスを発売するというルールを決め、手に入る物なら何でもタコスにしてしまうという心意気で臨んだ最たる結果が、今回のライオンタコスとも言えそうです。
「今回ライオンの肉でタコスを作ったのは、自分の名前を世に知らしめるためです」とMazon氏は語ります。彼がヒントにしたのは、2010年に南アフリカで開催されたワールドカップを記念してアメリカのレストランが提供したライオンの肉を使ったハンバーガー。そのハンバーガー自体はすぐに売り切れてしまったものの、お店には人がひっきりなしに訪れたということで、Mazon氏はライオン肉を使ったメニューがもたらす話題性に目をつけました。
タコスに使う予定のライオン肉はアフリカなどに生息する野生のものではなく、ロサンゼルスの南東に位置するペリスの農場に注文する予定だとか。ライオン肉のタコスには、食べる人の好みで具のキャベツ、ワカモレ、漬け赤玉ネギのピクルスを自由に足すことができ、さいの目に切ったキュウリと6つの具材を使った自家製サルサも加えられるそうです。
そもそもライオンの肉を食べても問題ないのかという疑問はありますが、政府機関であるアメリカ食品医薬品局によれば、乱獲によって種が危険にさらされるようなことがなければ、ライオンの肉を食用に販売することは合法であるという判断が下っています。
しかし、「Boca Tacos y Tequila」のFacebookアカウントには、ライオンの肉のタコスに対して抗議する人がつめかけるなど、よくも悪くも議論を巻き起こしていて、Mazon氏の「自分の名を売る」という目的は大いに達成できているようです。
BOCA | Facebook
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