YouTubeだけで年収約2600万円を稼ぎ出したユーザーなど、YouTubeで儲けた一般人トップ10
2009年7月から2010年7月までの期間に絞って、どこかのタレント事務所や企業のブランディングなどではなく、完全に独立した一人の個人として「YouTube - パートナー プログラム」を結んで、10万ドル以上の年収を稼ぎ出したユーザーのトップ10リストです。
1位の人物に至っては年収約2600万円をYouTubeからの広告収入だけで稼ぎ出しており、圧倒的な存在感を見せつけています。
トップ10リストは以下から。
meet the youtube stars making 100000 plus per year: Tech Ticker, Yahoo! Finance
まず収益についてどのように計算したのかというその方法から。
・YouTubeのページ上で再生される際、近くに表示されるバナー広告の収益から判断。ムービーの上にオーバーレイで表示されるバナーや再生前に挿入される広告はカウント対象から外している。
・YouTubeのバナーはページ表示から2秒ほど遅れて表示され、再生したユーザーの2.59%は広告が表示される前にページを閉じている。
・広告は再生されるムービーの近くで表示されているものに限定
・バナー広告用のCPMは1.50ドル
・YouTubeとパートナーとの収益配分は50:50
これによって収益額を計算して予想した、というわけです。かなり厳しめに計算しているので、実際には今回の数値よりもっと収益が上の可能性大です。
◆1位:Shane Dawson(31万5000ドル=約2611万円)
再生回数は1年間で4億3178万7450回。3つのチャンネルをYouTubeに開設しており、1つめはコメディ・風刺・ミュージックビデオのパロディ。2つめは動画ブログとして、そして「Shaneにきいてみよう!」というコーナーも兼ねています。3つめは彼のiPhoneからのムービーを投稿するためのものとなっています。
◆2位:The Annoying Orange(28万8000ドル=約2387万円)
再生回数は1年間で3億4975万3047回。台所でフルーツたちが繰り広げるコメディとなっており、Dane Boedigheimer氏がシリーズ構成すべてとオレンジの声を担当しています。
◆3位:Philip DeFranco(18万1000ドル=約1500万円)
再生回数は1年間で2億4873万5032回。毎週月曜から金曜まで、政治からポップカルチャーまでを幅広く扱うビデオブログ。
◆4位:Ryan Higa:(15万1000ドル=約1251万円)
再生回数は1年間で2億697万9909回。「ギャングスターになる方法」「ニンジャになる方法」の2つのムービーで一気に有名となり、ほかのYouTubeで稼いでいる人に比べてそんなにたくさんのムービーをアップロードしていなくても、強い支持を受けています。主なジャンルはコメディ・風刺。
◆5位:Fred(14万6000ドル=約1210万円)
再生回数は1年間で2億65万6150回。Lucas Cruikshank氏は彼の母親のビデオカメラを使って「フレッドという名の孤独な6歳の男児」を演じたムービーをYouTubeにアップロードし、「スポンジ・ボブ」や「ドーラといっしょに大冒険」などを手がける世界有数のエンターテインメント会社「ニコロデオン」の数々のムービーに出演することになりました。
◆6位:Shay Carl(14万ドル=約1161万円)
再生回数は1年間で1億9230万9247回。ラジオDJとしてYouTube上で短いコメディ・風刺のムービーを次々と送り出しています。DJとYouTubeで生計を立てる前には実に20もの職業を転々としていたそうです。
◆7位:Mediocre Films(11万6000ドル=約961万円)
再生回数は1年間で1億5903万703回。Greg Benson氏によって設立された「Mediocre Films」は「Skip TV.」と呼ばれるスケッチ風の連続コメディ番組を1シーズン作成し、それからあとはウェブのために低い予算でコメディ映画を作り続けています。
◆8位:Smosh(11万3000ドル=約937万円)
再生回数は1年間で1億5493万6876回。Ian HecoxとAnthony Padillaによるコメディ・デュオで、YouTubeで5番目にポピュラーなチャンネルとなっており、170万人以上のファンを持っています。最初の火付け役となったムービーは2006年の春に投稿された「Smosh Pokemon Theme Music Video」というものなのですが、著作権上の理由によってYouTube上からオリジナルのムービーは削除されていますが、懲りずに「Pokemon Theme Song REVENGE!」をリリースしています。
◆9位:The Young Turks(11万2000ドル=約929万円)
再生回数は1年間で1億5380万7362回。この「The Young Turks(青年トルコ党)」はシリウス・サテライト・スタジオで2002年第1四半期から放映されている政治的なトークショーとなっており、Cenk Uygur氏によって設立され、司会も彼が担当しています。YouTube以外にAOL・Airamerica.com・TidalTV.comともパートナーシップを結んでいます。彼はペンシルバニア大学を卒業後にビジネススクールに行き、コロンビア大学のロースクールを卒業、弁護士として働いた後、テレビライター兼司会となって、今に至っています。このYouTubeの番組が元となって、各種有名ブログのライターとなり、CNN・MSNBC・ABC・アルジャジーラ・FOXなどの各テレビ放送にも出演することとなりました。
◆10位:Natalie Tran(10万1000ドル=約837万円)
再生回数は1年間で1億3887万1829回。オーストラリアで最も多数の購読者を集めており、ビデオブロガーであり、なおかつコメディ・風刺のムービーもアップロードしている女性です。
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