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文化庁事業「若手アニメーター育成プロジェクト」作品、2011年3月から映画館で上映開始


日本が世界に誇れるメディア芸術である「アニメーション」の振興のため、文化庁が平成22年度から「若手アニメーター育成プロジェクト」をスタートさせました。

その初年度分の成果である4作品が完成し、2011年3月から映画館で上映されることが明らかになりました。作品は本郷みつる監督の「キズナ一撃」、滝口禎一監督の「おぢいさんのランプ」、吉原正行監督の「万能野菜 ニンニンマン」、黄瀬和哉監督の「たんすわらし。」の4作品です。

詳細は以下から。
若手アニメーター育成プロジェクトのブログ: 作品の上映館が決まりました

この事業を委託されている日本アニメーター・演出協会(JAniCA)によると、若手アニメーター育成プロジェクトにて製作された4作品が、2011年3月から映画館で公開されることになったそうです。

上映館は新宿バルト9、横浜ブルク13、T・ジョイ大泉、広島バルト11、T・ジョイ京都、T・ジョイ新潟、T・ジョイ博多、梅田ブルク7の全8館で、上映期間は3月5日から11日の1週間、1日朝・夕の2回を予定。鑑賞料金は一般が1000円、大学・高校・専門学校生が800円、中学生以下が500円となっています。


作品は以下の4本。

キズナ一撃(監督:本郷みつる、制作:アセンション)

キズナを倒せば一億円。世界格闘技チャンピオンを倒した轟キズナに賞金がかけられた。だけど、キズナは13歳の女子中学生。学校にも行かなきゃならないし、やってくる挑戦者にも勝ち続けなければいけない。前代未聞!本格格闘ファミリーギャグ。

おぢいさんのランプ(監督:滝口禎一、制作:テレコム・アニメーションフィルム)

文明開化の明治時代、村にランプを広めて夜を明るくしようと決意した13歳の少年。だが、村人たちは新しいものをなかなか受け入れようとはしなかった。「ごんぎつね」で知られる新美南吉の童話をアニメ化。

万能野菜 ニンニンマン(監督:吉原正行、制作:P.A.WORKS)

まりちゃんが大嫌いな食べ物を食べると、ニンニンマンが現れた!ニンジン、ピーマン、牛乳が《お化け》に変身。へんてこな魔法を使って、まりちゃんのトラブルを解決しようと活躍する。家族で楽しめる、笑いと涙のハートフルな魔法アニメ。

たんすわらし。(監督:黄瀬和哉、制作:Production I.G)

アパート住まいのOL・のえるの元に、親から送られてきた和だんす。その中から次々と子どもたちが現れて、大騒動が巻き起こる。彼らは「たんすわらし」だった……。シンプルなキャラクターで描く不思議な笑いのドタバタ日常ドラマ。

今回の事業は「若手アニメーターにすこしでもいい環境を」というJAniCAなどの働きかけが反映されたものだそうですが、プロジェクトマネージャーを務める桶田大介さんによると、今年の5月にプロジェクトが発足したときには完成作品を関係者以外に上映するとは思っていなかったとのことで、ティ・ジョイ側からの提案によって実現したものだそうです。

なお、劇場公開後のテレビ放映も決定しているとのこと。

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in アニメ, Posted by logc_nt

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