レビュー

お手ごろ価格で容量は最大クラスのオーブンレンジ東芝「石窯オーブン ER-H8」を買ってみました


家電というのは一度購入すると、買い換えるタイミングがなかなかやってこないものですが、今回、GIGAZINE編集部でオフィスに設置する電子レンジを新たに購入することになりました。

現在市販されている電子レンジは、高機能なものになるとオーブン機能がついた「オーブンレンジ」となるのですが、オーブンレンジは2万円以下から15万円を超えるものまで、各社から非常に多くの機種が発売されています。今回はオフィスに置いて使うことを考慮して、オーブン機能はある程度絞り、温めの素早さ、操作の簡単さを重視するなど、あれやこれやの議論の結果、東芝の「石窯オーブン ER-H8」が選ばれました。


というわけで、東芝「石窯オーブン ER-H8」を選定した理由と実際に使ってみた様子は以下から。電子レンジの選び方の参考にしてみるのもいいかもしれません。オーブンレンジ ER-H8 商品情報:家電製品 Toshiba Living Doors

ちなみに今回は最初に以下の選定基準を設けました。

◆電子レンジ選定の基準
・最大出力1000W
・赤外線センサー付き
・スチームによる庫内清掃が可能
・発売したのがなるべく最近

・出力
できるだけ温めにかかる時間の短いものを選ぶための基準です。現在、家庭用レンジとしては1000Wが最高の出力値となっており、コンビニなどで使用される業務用の1800Wなどのものは、200V電源を必要とするため、家庭用の100V電源では使用できないようです。

・センサー
電子レンジのセンサーには、「蒸気センサー」「重量センサー」「赤外線センサー」の3種類があります。蒸気センサーは食べ物から出る蒸気を感知して温度を計りますが、ラップなどで蒸気を閉じ込めると温め過ぎてしまうという欠点があります。重量センサーは庫内に置かれた食べ物の重さを計測して温める時間を調節する機能ですが、容器の重さによっては温め過ぎてしまったりする注意が必要。赤外線センサーは、温めているものの表面温度を感知しながら温められるので、他のセンサーに比べて温めムラや誤差が少なくなるようです。そこで今回は赤外線センサー付きのものを選ぶことにしました。なお、オーブン・グリル使用時に使われる「温度センサー」もありますが、オーブン機能を重視しないため、今回は基準から除外しました。

・スチーム
スチームを利用すると、油や固まったカレーなどの落ちにくい汚れを浮かせて落とすことができるようになり、清掃時間を短縮することが可能になります。加えて、スチームを使うと肉まんなどがよりフカフカに温められるという魅力もあります。

・発売時期
発売時期が古いものだと省エネ効率が悪い可能性があるためです。また、耐用年数やセンサーその他の機能についても影響する可能性があるため、発売時期は2010年中に限定しました。

これらの基準を満たしつつ、なるべく庫内容量が大きく、なおかつ安いものを選んでいます。

東芝「石窯オーブン ER-H8」が届きました。購入時の価格は3万2075円(税込)。


ダンボールを開くと中はこんな感じになっています。


緩衝材の発泡スチロールを外して、箱から取り出したところ。東芝「石窯オーブン ER-H8」は30Lの庫内容量が決め手となりました。オーブンレンジの中でも30Lの庫内容量は最大クラスのサイズです。


レンジの裏側。


取り扱い説明書などの付属品は、レンジの中に入っています。


付属品のオーブン用プレート。


取り扱い説明書。


庫内の様子。


自動温めを使ってご飯を温めてみました。スーパーで売っている店内炊きのご飯です。


プラスチックトレーの重さは9g。


トレーと合わせて259g。ごはんの重さはちょうど250gです。


東芝「石窯オーブン ER-H8」でご飯を自動温めしているムービー。250gのご飯をプラスチックトレーに入れて温めた場合、1分24秒かかりました。温め開始から1分20秒で残り時間が表示されています。


続いては「蓬莱の豚まん」をスチーム機能を使って温めてみました。


豚まんを温める場合、「3 スチームあたため」の機能を使用します。


「3 スチームあたため」を使うための操作は非常に簡単で、写真中央の「1.スピード 2.ソフト 3.スチーム あたためスタート」と書かれた赤いボタンを3回押すだけです。


こちらが実際に「3 スチームあたため」で中華まんを温めた様子。2分20秒かかりました。温め開始から1分42秒で残り時間が表示されています。


初めて使ってみた感想として、高機能な電子レンジというのは操作が難しいイメージがあったのですが、頻繁に使用するボタンがきっちり限定されており、本体の表示も分かりやすいので、かなり直感的な操作ができるようになっていました。気になった点としては、残り時間が表示されるまでに若干時間がかかり、レンジの前で表示されるまで待っているにはやや長いかな、という感じ。お弁当などの温めなら1~2分程度で完了するようなので、自動温めの際は表示を気にせずレンジにお任せしたほうがいいのかもしれません。

なお、今回は電子レンジを2台調達する必要があったため、実はもう1台別の機種を購入しております。こちらのレビューは明日お届けします。

<続きます>

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in レビュー, Posted by darkhorse_log

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