ソニー、「Google TV」を採用した世界初の安価な「Sony Internet TV」を日本市場にも投入する意向
Googleの携帯電話向けOS「Android」をベースにしたOSを採用することで、通常のテレビ番組だけでなくYouTubeなどの動画配信サービスやTwitterなどのウェブサービス、そしてダウンロードしたアプリケーションの利用などが可能になる、世界初の「Google TV」プラットフォームを採用した「Sony Internet TV」をソニーがアメリカで10月12日(日本時間は10月13日)に正式発表しましたが、日本市場にも投入される意向であることが明らかになりました。
高い機能を実現しているにもかかわらず、非常に安価であることにも驚かされた「Google TV」ですが、先行発売されたアメリカでは好調な売れ行きとなっているそうです。
詳細は以下から。
グーグルと共同開発のネットTV ソニー 日本投入も検討 - SankeiBiz(サンケイビズ)
産経新聞社の報道によると、Googleとソニーが共同開発した「Sony Internet TV」について、ソニーの石田佳久・ホームエンタテインメント事業本部長が日本への投入も検討していることを明らかにしたそうです。
「Sony Internet TV」は16日にアメリカで先行発売されましたが、「初日の販売台数は非常に好調で想定以上」とされており、日本市場への投入については「早く発売したいが、時期はまだいえない段階」とのこと。今後Googleとの協議を進め、世界展開の準備を進める中で決定するとしています。
なお、薄型テレビは製品価格の下落が激しいことが家電メーカーの収益を圧迫する原因となっていますが、ソニーは「Sony Internet TV」の投入で「ハード製品だけでなくソフトでも利益を出せるモデル」を確立する考えだそうです。
ちなみにソニーは同モデル向けに動画配信サービス「Qriocity」を提供していますが、「ソフトでも利益を出せるモデル」を確立するということは、ハードウェア中心の事業展開から脱却し、ソフトとハードを融合させたビジネスモデルへとシフトすることを表明したシャープ同様、今後よりいっそうコンテンツ配信サービスを充実させていくと考えられます。
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