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KDDIがスマートフォンなどに無線LANサービスを提供する意向、「ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)」の筆頭株主に


KDDIが本日、全国1万3000ヵ所で無線LANサービスを提供している「ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)」の筆頭株主となることを発表しました。

これによりKDDIは今後、無線LANを搭載したスマートフォンなどに向けたWi-Fiサービスを提供することを検討するそうです。

詳細は以下から。
KDDI株式会社による株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレスの第三者割当増資の引受について | 2010年 | KDDI株式会社

KDDIのリリースによると、同社はワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)が実施する第三者割当増資 (払込期日: 2010年10月22日、増資額:4.5億円) をKDDIが引き受ける「株式引受契約書」を本日締結したそうです。これによりKDDIはWi2の52.4%の株式を保有することになるとのこと。


今回KDDIが出資に踏み切った理由については、スマートフォンや無線LANを搭載した携帯電話の増加、ネットブックやタブレット端末の普及にともない、無線LANに対するニーズが急拡大しているためであることが挙げられています。

また、現在Wi2は多様なパートナーと連携することで、ローミングエリアを合わせて全国約1万3000ヵ所で無線LANサービスを提供していますが、KDDIは今回の第三者割当増資を引き受けることで、Wi2の今後の事業展開に向けた財務基盤の強化を図るとともに、Wi2の事業に参画してKDDIの携帯電話ユーザー向けに無線LANサービスを提供することなどを検討するそうです。

先日行われた2010年冬モデル発表会において、KDDIは2011年以降に発売する端末の半数近くをスマートフォンにする意向を表明していますが、スマートフォンが主流になることで問題となるのがトラフィック(通信量)の増加であり、すでに海外では一部の携帯電話会社がパケット定額サービスを廃止していますが、そのような事態を避けるためにも、無線LANを利用した通信サービスを積極的に取り入れることで、増大する通信量を分散させようというねらいもあるようです。

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in モバイル, Posted by darkhorse_log

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