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小説みたいな本当の話、肺の中で植物が育っていた男性


ボリス・ヴィアンの小説「日々の泡」には、肺にスイレンが生える奇病にかかる少女が登場しましたが、そんな小説のような出来事が実際に起きています。

あるアメリカ人男性が、肺がんの疑いがあるとして検査を受けたところ、吸い込んだマメ(エンドウ)が肺の中で育っていたことが判明したそうです。

詳細は以下から。US Man Discovers He Has Pea Plant Growing In His Lung

マサチューセッツ州Brewsterの元教師Ron Sveden氏(75歳)は肺気腫をわずらっていてもともと呼吸に苦しんでいたのですが、今年5月に容体が急に悪化し、ひどいセキと脱力におそわれたため、妻のNancyさんが救急車を呼び、Sveden氏は病院へ搬送されました。そこでX線撮影をしたところ、Ronさんの肺は虚脱し、ザラザラした影が映っていたそうです。

その後さまざまな検査を受け、Sveden氏は肺がんも覚悟したそうですが、検査結果はすべてがんではないことを示していました。そして2週間に渡る検査の末に、ある医師が、Sveden氏の肺の中で植物が育っていることに気付いたそうです。


医師はSveden氏に「マメを食べた時に、間違った方へ入ってしまったのでしょう。そして、肺の中の温暖で湿潤な環境が、発芽に最適な環境だったというわけです」と説明しました。マメの芽は、約1.25cmほどもあり、これは肺の中の異物としてはかなり大きいとのことですが、Sveden氏は「とにかくセキが出ただけで、胸の中で何かが育っているなんて感じられなかった」と話しています。

Sveden氏はすみやかにマメの芽を取り除く手術を受け、現在は自宅で順調に回復中とのこと。奇遇なことに、手術後に病院で出された最初の食事にはマメが出たそうですが、Sveden氏はマメ恐怖症になったということはなく、笑って食べたそうです。退院祝いにマメの缶詰やマメの種を贈ってくれた友人もいたとのこと。


Sveden氏は「マメがそのままスクスク育ってたらどうなったかわからないけど、グリーンジャイアントのCMに出られたかもね」と語っています。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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