下り最大75Mbps、NTTドコモが年末に開始予定の「LTE」実演デモムービー
2010年12月からNTTドコモが業界に先駆けて導入し、将来的にはKDDIやソフトバンクモバイル、イー・モバイルも参入する予定となっている第3.9世代(3.9G)携帯電話「LTE(Long Term Evolution)」の実演デモが「ワイヤレスジャパン2010」のNTTドコモブースにて行われました。
サービス開始時に予定されている下り最大速度は75Mbpsとなっていますが、はたしてどれほどの実力なのでしょうか。
詳細は以下から。
NTTドコモブースにあったLTEのロードマップ。2010年12月のLTEサービス開始時はデータ通信端末を提供するとしており、エリアは3Gエリアにオーバーレイする形で需要の高い東名阪地域から導入開始。通信速度は下り最大37.5Mbpsですが、一部地域で下り最大75Mbpsになるとしています。
LTEの実演デモの様子。同社が究極的に目指している下り300MbpsのLTEサービスでは、30MBのファイルがわずか0.8秒で転送されます。
上りも将来的には75Mbpsを予定。現在の最高速度である5.7Mbpsと比較すると圧倒的であるのが分かります。
高速なネットワークを利用することで、携帯端末を利用した映像配信などもスムーズに行われます。
サービス開始は2010年12月。
そしてこれが今回のLTE実験に用いられた、LTE端末を接続したパソコン。
もう1台のLTE端末。この2つの間でデータ転送実験を行います。
これがデモの様子。ケーキを紹介していた番組を携帯電話からパソコンに送信し、通話しながら一緒にケーキを選んでいます。詰まることなく動画が転送できている上に、欲しい商品の所で映像を停止させて相手に伝えることまで可能です。
YouTube - NTTドコモのLTE実演デモンストレーション in ワイヤレスジャパン2010
NTTドコモのLTE解説ページは以下。
LTE(Long Term Evolution) | 企業情報 | NTTドコモ
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