富士通もAndroidスマートフォンを投入へ、海外市場でも通じるようなモデルに
NTTドコモ向け携帯電話で高いシェアを占める富士通が、Androidスマートフォンを投入する予定であることが明らかになりました。
すでに富士通は東芝と携帯電話事業を統合することを決定していますが、高性能スマートフォン「dynapocket」シリーズを手がける東芝のノウハウと、世界初の分離合体するセパレートケータイ「F-04B」を開発した同社の高い技術力を組み合わせたモデルとなるのでしょうか。
なお、上記画像はNTTドコモの2010年夏モデルとして発売された東芝製スマートフォン「T-01B」です。
詳細は以下から。
富士通も「アンドロイド」携帯を投入 ドコモ向けに11年度 (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
産経新聞社の報道によると、富士通はGoogleの携帯電話向けOS「Android」を採用したスマートフォンをNTTドコモ向けに投入する計画を明らかにしたそうです。
富士通は2007年に発売したWindows Mobile 6採用の「F1100」を最後に、スマートフォンを発売していませんが、2010年度には日本市場でもスマートフォンの販売台数が全携帯電話の販売台数の7.7%に達する見込みであることを受けて、2011年度の市場投入を目指して開発中とのこと。
なお、富士通は、東芝と携帯電話事業を10月に統合することで基本合意しており、これを機に事業拡大の方針を打ち出していますが、「中長期的には海外市場の強化は避けられないテーマ」としており、スマートフォンを海外市場参入の武器とした上で、高いシェアを持つ欧米や韓国メーカーに対抗するとしています。
海外市場に参入する以上、Appleの「iPhone」やMotorolaの「DROID」シリーズ、そしてスマートフォン市場で高いシェアを誇るHTCをはじめとした並み居る猛者たちに対抗できるようなモデルを発売しない限り、生き残る道はないため、必然的にそれなりのスペックのスマートフォンを投入することになりますが、はたしてどのようなモデルとなるのでしょうか。
カシオ日立モバイルコミュニケーションズと経営統合したNECや、国内最大手のシャープなどもAndroidスマートフォンの開発に乗り出しているため、国内でも本格的なスマートフォンのシェア争いが繰り広げられることになりそうです。
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