1人の女性が七変化以上をこなしている肖像写真「Community」
カリフォルニア出身のアーティスト・Nienke Klunderの作品のひとつに、さまざまな女性を演じ、撮影したセルフポートレートがあります。
メイクや衣装、そして表情を変えることで、同一人物のはずなのにまったくの別人に見えてしまいます。
詳細は以下から。小麦色の肌が健康的な女性。水着のあともクッキリ残っています。
「アメリカ郊外に住む人」として洋画に出てきそうな感じ。
表情とメイクの合わせ技でこれほど印象が変わるとは驚きです。
まるで人形のように見えなくもありません。
妖艶なマダム。
軍に所属しているような雰囲気の、威圧感ある女性。
小じゃれた中年女性、といったところでしょうか。
先ほどとは打って変わってゴージャスな感じに。
日本のコギャルに近いものを感じるのですが、どこか違うような気も。
スカーフをきっちり巻いた真剣な表情は、とても上の写真と同じ人には見えません。
ご年配の女性にも変身しています。ここまで徹底していると、いよいよ本当に1人でやっているのか疑問に思えてきてしまう程。
女弁護士といった雰囲気。
これらの写真は女性のアイデンティティと自己表現の探求を目的に撮られたもので、髪型や洋服などの選び方が、わたしたち自身がそうであると思っている個性の、社会的な認識のされ方を表しているようです。
それにしても、わずかな違いでここまで違う女性を表せるとなると、個性というのは私たちが考えている程にはしっかりと定まったものではないのかもしれません。
そのほかの写真はこのページから見ることができます。このアーティストのほかの作品も掲載されているので、興味のある人はぜひ見てみてください。
Nienke Klunder Projects
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