指紋認証により自分好みのカプチーノなどを簡単に淹れることができる全自動エスプレッソメーカー
イタリアのエスプレッソマシン専業メーカーであるサエコが発売する新機種には、個人を識別するための指紋センサーが搭載されており、個人ごとの設定に応じたコーヒーを全自動で淹れることができます。
これによって、例えば家族全員が自分好みのカプチーノを手軽に飲むことができるようになります。あらかじめ、マシンにコーヒー豆と水を入れておけば、あとは飲みたいときに指紋センサーに触れてから、エスプレッソ、カプチーノ、ラテなどの中から飲みたいものを選ぶだけです。
詳細は以下から。
Saeco: Xelsis Digital ID SLX 8870 MS
斜め上から見下ろした図。ちなみにこの機種はカラー液晶パネル付きです。上部の手前のへこんだ部分が指紋認証用のセンサーです。
これに触れるとユーザーを識別して、名前を液晶パネルに表示します。そして、コーヒー豆の量やミルクの量などが自分の好みに合ったものを淹れることができます。これまでの機種でも、コーヒー豆の量、蒸らし時間、温度、水の量、ミルクの量、ミルクの泡の量を自分好みに調整することができましたが、この機種ではそれが個人ごとにでき、指紋認証で楽に自分の設定を呼び出すことができます。なお、登録できるユーザは最大6人で、各ユーザーごとにエスプレッソ、カプチーノ、ラテ、カフェラテなど6種類のプロファイルを設定できます。
正面から見た図。外側は鏡面仕上げのステンレスです。真ん中からエスプレッソが抽出され、その右はミルクフォーマーになっており、左のノズルからはお湯が出ます。
上から見た図。上部左側に水を、右側にコーヒー豆を入れておきます。
フロント部分を開くのはクリーニングのときだけで、普段は開ける必要はありません。
豆挽き用のグラインダーはセラミック製、蒸気圧は15気圧でカップウォーマー付き。重量は17キログラムで値段は2000ユーロ(約22万円)を予定しているとのことです。
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