ついにAppleがマイクロソフトの時価総額を追い抜く、iPhoneが躍進に大きく貢献
by Joi
コンテンツ配信サービス「iTunes」や音楽プレーヤー「iPod」、携帯電話「iPhone」、そしてタブレット端末の「iPad」など、数々のヒット商品で勢いづいている感のあるAppleですが、ついに時価総額(株価に発行済株式数を掛けたもの。企業の規模を表す指標)でマイクロソフトを抜いたことが明らかになりました。
また、近年の両社の時価総額を比較したグラフから興味深いことを読み取ることができます。
詳細は以下から。
It's Official: Apple Is Now Worth More Than Microsoft
この記事によると、現地時間の5月26日にAppleの時価総額がマイクロソフトの時価総額を上回ったそうです。5月26日の株式取引終了時の時価総額はAppleが2221.2億ドル(約20兆円)で、マイクロソフトは2191.8億ドル(約19.74兆円)だったとのこと。
なお、負債などを考慮した「企業価値」という指標では5月25日の時点で、Appleが2000億ドル(約18兆円)、マイクロソフトは1970億ドル(約17.74兆円)と、Appleがマイクロソフトを上回っていましたが、ついに時価総額自体も追い抜いたということになります。
マイクロソフトとAppleの時価総額を比較したグラフ。2004年1月時点では天と地ほどの差があったのが信じられません。ちなみにAppleの時価総額は2007年に一気に2倍近くにまで伸びていますが、2007年6月29日に初代「iPhone」が発売されたのが大きな要因であったと考えて間違いなさそうです。
Chart of Apple’s profit growth
ちなみにAppleのトータルキャッシュフローをグラフにするとこんな感じ。Intel製CPUを搭載したMacの登場、そしてiPhoneのリリースで飛躍的に伸びていることがよく分かります。
初代iPhone発売前に、iPhoneを手に取りほほ笑むジョブズ。はたしてここまでの売れ行きになることを予測していたのでしょうか。
by whatcounts
躍進を続けるAppleとは裏腹に、近年低迷が続いていると考えざるを得ないマイクロソフトですが、OSという最大の武器を生かした「帝国の逆襲」は、いったいいつ始まるのでしょうか。
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