たったの2馬力しか出せないように改造されてしまったハマー・H2
アメリカ軍の輸送車両ハンヴィーをモチーフに開発されたハマー・H2。そのマッチョで武骨なデザインを利用して、ギラギラにお金持ちっぷりをアピールするデコレーションが施されることが多いのですが、ラグジュアリーさを追求するあまり、原付バイクにも劣るたったの2馬力しか出せないようになってしまいました。
詳細は以下。
{CTS} creative thriftshop_artist Jeremy Dean
これがカスタムハマーの全貌、題して「Futurama(未来の肖像)」。排気量6000cc超のV8エンジンで393馬力を絞り出していたマシーンを、わずか2馬力に抑えてしまった贅沢なカスタムです。
こんな感じで走らせます。まさに2馬力ですね。
それでは製作過程を動画で追ってみましょう。こちらは改造前のハマー・H2。
CTS_Futurama by artist Jeremy Dean
容赦なくフレームをぶった切っていきます。
フロント周りを取り払うかなり大がかりな改造。
巨大なエンジンは今回は使いません。
オープントップになるようです。
左ハンドル車のはずですが、運転席にハンドルが見あたりません。
そして最重要パーツ:馬2頭。
悠々とニューヨーク・セントラルパークを行く2頭立てハマー。
ゆっくりとしたその走りは、まさにラグジュアリーの一言。
座席の位置が高いので王様気分を味わえます。
この素晴らしいカスタムを行なったのは、アメリカ人アーティストのジェレミー・ディーンさん。凡人の目には「やりたかったからやった、後悔はしていない」ようにしか見えないのですが、発表された途端に「持続不可能なライフスタイルに対する素晴らしい批判(ニューヨークタイムズ)」「消費社会、自動車工業、不景気に対する意見の表明(ウォールストリートジャーナル)」と賞賛の声が上がっています。
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