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ついにニンテンドーDSが「世界で一番売れた携帯ゲーム機」の座を勝ち取る


1月29日に任天堂が行った2009年度第3四半期の決算説明会において、同社の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」シリーズが1989年に発売された「ゲームボーイ」の販売台数記録を塗り替えたことが明らかになりました。

携帯ゲーム機の販売台数としては世界最多であったゲームボーイの累計販売台数を上回ったことで、ニンテンドーDSが「世界で一番売れた携帯ゲーム機」の座を勝ち取ったことになりますが、同時に据え置きゲーム機のWiiもファミコンを上回っています。


また、同社の人気ゲーム「ポケットモンスター」シリーズの完全新作が年内に登場するとのこと。

詳細は以下から。
2010年1月29日(金) 第3四半期決算説明会 任天堂株式会社 社長 岩田聡 講演内容全文

任天堂の2009年度第3四半期決算説明会において行われた同社社長の岩田聡氏の講演によると、2009年4月~12月にかけての売上高は1兆1821億円だったそうです。これは前期と比較すると大幅な減収となりますが、主に第2四半期までの減収が影響したもので、第3四半期のみに注目すると、前期の6994億円に対して今期は6341億円であるとのこと。

そして前期は為替差損が発生していたのに対して、今期は若干の為替差益が発生しているため、営業利益が前期と比較して大幅に減少しているにもかかわらず、経常利益・当期純利益の減少が小さくなっています。

これが業績比較。売上高の減少と比較して純利益の減少が非常に少ないのが分かります


また、1986年に同社が発売した据置型ゲーム機「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」の累計販売台数は6191万台でしたが……


2006年に発売されたWiiの累計販売台数は6745万台と、ファミコンを上回る結果に。


そしてギネスブックに「最も売れた携帯ゲーム機」として認定されている「ゲームボーイ」シリーズの累計販売台数が1億1869万台だったのに対して……


ニンテンドーDSシリーズの累計販売台数は1億2513万台に達しています。


なお、2010年には世界で累計1億3000万本以上を販売した「ポケットモンスター」シリーズの4年ぶりの「完全新作」がニンテンドーDS向けに登場するほか、以下のタイトルなどがWii向けに投入されるとしています。

ゼノシリーズの最新作となる「ゼノブレイド


人の持つ普遍的な感情を物語のテーマに、新しいカタチのRPGを目指してミストウォーカーと共同開発している本格RPG「ラストストーリー


3Dマリオのアクションゲーム「スーパーマリオギャラクシー2」も発売予定であるほか、ゼルダの最新作がE3でお披露目される予定となっています


ちなみに以下のリンクによると、ソニーのPS2は2009年度第2四半期(7月~9月)までに1億4000万台以上を売り上げた(2007年3月までは販売台数ではなく「出荷台数」扱い)ことになっていますが、この調子でいくとニンテンドーDSシリーズが世界で一番売れたゲーム機となる日も遠くないのかもしれません。

ハードウェア売上台数(2006年4月以降) | 会社情報 | ソニー・コンピュータエンタテインメント

ハードウェア累計生産出荷台数(2007年3月以前) | 会社情報 | ソニー・コンピュータエンタテインメント

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in ゲーム, Posted by darkhorse_log

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