ゲーム中の画面に現実の緊急速報を表示するシステムが検討中
先日英語版が発売されたModern Warfare 2をいち早く個人輸入し、日々テロリストと戦争を繰り広げている人も多いかと思いますが、そんな危機管理能力に長けたゲーマー達に対し、いち早く緊急放送を行うシステムが検討されているようです。
詳細は以下。
Interop: New York Tests Xbox-Based Alert System -- InformationWeek
ニューヨーク州では、ラジオやテレビなどに加えてゲームの画面にも緊急警報を表示できるようなシステムの導入が検討されています。これにより、ラジオやテレビよりもゲーム機の前にいる時間のほうが長い若い住民に対してより早く警報を流せるようになるとのこと。
これは、ニューヨーク州で提唱されている電子行政導入推進プログラム「Empire 2.0(ニューヨーク州の愛称がEmpire Stateであることにちなんだもの)」の一環として行われるもの。
これまでにも、州の精神衛生局がソーシャルネットワークサービスのFacebook上で自殺志願者を監視したり、国土安全保障局がバーチャル空間Second Life上で70万人の緊急救援ボランティアに対し講習を行ったり、一部広報にTwitterを活用したりといったことが行われています。
この緊急速報システムについての詳細は明らかにされませんでしたが、担当者によると既に試験段階に進んでいるとしています。それにしても、リアル系のゲームで遊んでいるときに大規模テロの警報が出たらどんな気分になるのでしょうか。気になるところです。
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