ガンの化学療法の副作用を軽減してくれるアイスクリームをニュージーランドの科学者が開発
食べると体に良い効果があるというチョコレートや、痛みや不調を和らげるのど飴など、薬としての側面を持つお菓子はいろいろありますが、ガンの化学療法の副作用を抑えてくれるというアイスクリームが海外で開発されたそうです。
化学療法の副作用は強いものもあるため、甘みを楽しみながらその副作用を抑制してくれるというのはお得な感じがしますが、本当に効果があるのでしょうか。
詳細は以下から。
'Medicinal ice cream' to help fight cancer - Telegraph
この記事によると、ニュージーランドの乳業会社Fonteraの農場を使ってオークランドにある大学の研究者がアイスクリームを開発し、ガンの化学療法による副作用に対して有望な効果を示しているのだそうです。そのアイスクリームは「ReCharge(リチャージ)」と呼ばれていて、乳製品に含まれる有効成分によって、化学療法による下痢・貧血・食欲不振といった副作用を軽減するのだとのこと。
Fontera社の技術チーフであるJeremy Hillさんは「リチャージのために開発した生物活性効果のある乳成分が、化学療法の副作用に対して体を補佐する可能性を秘めている」と述べており、アイスの開発には200万ドル(約1.8億円)のコストがかけられています。
現在、イチゴ味の「リチャージ」を1日100グラムずつ食べるという試験が行われているそうですが、かなりのアイス好きでないと毎日食べ続けるのは逆に苦痛になるかもしれません。
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