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男性より女性の方が頻繁に、長く、大げさに泣くことが明らかに


「Boys Don't Cry」という言葉は映画のタイトルにもなっていますが、「泣かないの、男の子でしょ?」と優しくたしなめられたり「男なら泣くな!」と熱血指導された経験は男性なら誰しも一度はあるかもしれません。ジェンダー論的に育児や教育の現場では決して推奨されない「男は泣かない」論法ですが、経験的に男性より女性のほうがよく泣くと感じていた人も多いのではないでしょうか?

世界的に広く浸透している「男性の方が女性より泣かない」という認識が、研究により裏付けられました。人間が泣く頻度や泣き方には、思っていた以上に大きな男女差があるようです。


詳細は以下から。Women cry more than men, and for longer, study finds - Telegraph

「泣くこと」に関する複数の研究結果を照合したドイツ眼科学会の発表によると、女性は1年間に平均30~64回泣くのに対し、男性が一年間に泣く回数は平均わずか6~17回とのことです。

また、典型的な泣きやむまでの時間は男性が2~4分間、女性が約6分間と、女性の方が泣き始めると長い傾向があり、静かな落涙が本格的なすすり泣き・むせび泣きに発展する場合は男性が6%、女性が65%で、女性は泣く時はとことん泣く傾向があるようです。

しかし、13歳までの子どもでは泣き方に男女差は見られなかったとのことで、「喜びや悲しみ、怒りなどに反応して泣くという行為は、学習されるものだということを示している」と研究者たちは結論づけています。

これらの研究では、泣く理由にも男女差が見られました。女性は無力感を感じた時、解決が困難な状況に直面した時、昔を思い出す時に泣くことが多いのに対し、男性は共感で泣くことや恋人と別れた時に泣くことが多いそうです。

なお、泣くことの働きはいまだ謎につつまれており、カタルシス作用やリラックス効果に関しても確証はないようです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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