出所したばかりの男がタダで食事にありつきたいがために兄弟を殺したとウソをつく
刑務所から出所した男が一般社会で生きていくことができなかったため、最低限の生活が保障されている刑務所に戻ろうとして「殺人を犯した」と嘘をつくということがあったそうです。確かに男が供述した場所で遺体が発見されたそうなのですが、何か様子が変だったとのこと。なぜ男は遺体の場所を知っていたのでしょうか。
詳細は以下より。
Man claims responsibility for murder to get free living in jail / MosNews.com
ウクライナのニコラエフスク地方で窃盗容疑で逮捕された男が3年の服役を終え釈放されたのですが、釈放された時期がちょうど世界金融危機が始まったころと一致し、特にウクライナの経済状況がひどい状態であったため、仕事にありつくことができなかったそうです。
全く収入が無くこのままでは飢え死にしてしまうと思った男は、タダでご飯が食べられる刑務所に戻ることを決意し、警察に「7年前に兄弟を殺して木の下に遺体を埋めた」と報告したとのこと。男の供述通り現場を捜索すると遺体が発見されたそうですが、検視の結果、誰かに殺されたような痕跡が見あたらなかったそうです。警察が男を問いただしたところ、兄弟は殺されたのではなくアルコール中毒で亡くなっていたことが判明。兄弟が死亡した当時もお金がなかったため、葬式に出さずに家の近所の木の下に埋めただけだったそうです。
なぜ兄弟を殺したというウソをついたのか問いただすと、「刑務所に入ればちゃんとベッドがあり食事にもありつけるため、再び刑務所に入ろうと思った」と供述したとのこと。男はそのまま釈放されたそうですが、去り際に「もっと悪いことをして、すぐにでも戻ってきてやる」と言ったそうです。
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