「まだ死にたくない」、販売不振のWiiソフトメーカーがブログ上で悲痛な訴え
Wii向けソフトの販売不振に悩むゲームメーカーのスタッフが、新作ゲームの公式ブログで悲痛な訴えを行っていることが明らかになりました。
魂の叫びであり、切なる願いとして書かれた「まだ死にたくない、、、」という一文が事態の深刻さを物語っています。
詳細は以下から。
魂の叫び、切なる願い - 王様物語/PROJECT O クリエイターズBLOG(魚拓)
マーベラスエンターテイメントのWii向け最新ソフト「王様物語」の公式クリエイターズブログによると、「切なる願い」として「どうかたくさん売れてほしい」ということが書かれています。
これはマーベラスエンターテイメントがこれまでWii向けに発売してきた「ノーモアヒーローズ」「牧場物語わくわくアニマルマーチ」「ルーンファクトリー フロンティア」「朧村正」「アークライズ ファンタジア」といった、ギリギリの時間と予算の中で制作者・開発者ともに精魂込めて作り上げ、胸を張って世に送り出したソフトがことごとく芳しくない結果に終わっていることが理由に挙げられており、販売不振の原因については以下のように述べられています。
おそらくは、ですが、これが今のマーベラスの実力なんだろうと思います。
市場は確かに悪くなっているけど、売れているものは売れている。
いろんな意味でまだ力が足りないのでしょう。
なお、「王様物語」の予約状況について「王様物語はどうも予約をして買うタイプのゲームでは無いようです」と述べた上で、予約状況が悪いと最近はお店に並べてもらえないため、「みなさんもどうか、予約をして下さい」と訴えかけています。
また、ゲームがいつまでも新しく刺激的で面白いものでいられるように生き残っている限りはがんばり続けますとしており、その上で「まだ死にたくない、、、」という切なる願いを書き記しています。
ちなみにマーベラスエンターテイメントのようなサードパーティー製Wiiソフトが任天堂製のソフトと比較して不調となる傾向は2007年9月の時点ですでに指摘されていますが、以下の2009年6月1日~6月7日のゲームソフト販売本数ランキングにおいても、Wii本体の販売台数が800万台を超えているにもかかわらず、発売されたばかりの「アークライズ ファンタジア」の販売本数が2万5914本にとどまっている一方で、2007年12月1日に発売されたトレーニングソフト「Wii Fit」がいまだに9258本を売り上げていることを考えると、今になってもその傾向は変わっていないのかもしれません。
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