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一部の携帯電話メーカー、スマートフォンの開発からハイエンド音声端末の開発へシフトか


マイクロソフトの「Windows Mobile」を採用したスマートフォンや、Googleの携帯電話向けOS「Android」を世界で初めて採用したHTCのスマートフォン「G1」などのヒットを受けて、携帯電話メーカーがこぞってスマートフォンの開発に乗り出していますが、一部のメーカーがスマートフォンの開発からハイエンドの音声端末の開発へとシフトする可能性があることが明らかになりました。

背景にはスマートフォンの生産にかかるコストが非常に高いことが挙げられています。

詳細は以下から。
Taiwan smartphone makers may switch focus to high-end multimedia handsets

この記事によると、台湾の携帯電話メーカー業界において、一部のメーカーがスマートフォンの開発に注力する代わりに、高機能な音声端末の開発に注力する意向であることが取りざたされているそうです。


これはスマートフォンの生産にかかるコストがマルチメディア機能を充実させたハイエンドな音声端末の3~4倍以上に膨れ上がっているにもかかわらず、スマートフォンの市場が小さいことを受けたもの。

ちなみにマルチメディア機能を充実させたハイエンドな音声端末の生産には300~400の部品が必要とされますが、それはスマートフォンを生産するのに必要な1000~1200の部品と比較すると非常に少なく、生産ははるかに容易であると付け加えられています。

世界で初めてAndroidケータイを発売したHTCや今年中に9機種のスマートフォンを発売する予定のAcerなど、台湾メーカーはスマートフォンの発売に前向きな印象がありますが、どうやらスマートフォン市場は生産にかかるコストの高さをカバーできるほど成長しきれていないというのが現状のようです。

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in メモ,   モバイル, Posted by darkhorse_log

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