メモ

体内に脾臓が5つ、左肺が2つあるなど内臓が正しい場所になく「ジグソーキッド」と呼ばれている6歳の少女


陸上競技のトラック種目が左回りのトラックで行われるのは、人間が右カーブよりも左カーブをしやすいようにできているからと言われています。これは、ぱっと見た感じは左右対称にできているように見える人間の体の内臓、筋肉、骨などがすべて左右非対称にできているからだそうです。しかし、中には先天的に内臓が左右対称に作られてしまうケース(形成異常)があるそうです。

上記写真がこのケースにあてはまるBethany Jordanさん。彼女は脾臓が5つあり、左肺が2つあって胃が本来の反対側にあり、心臓には穴があいているという状態なのだそうです。

The'Jigsaw Kid' who has five spleens, a back-to-front liver and two left lungs | Daily Mail Online
http://www.dailymail.co.uk/health/article-1185690/TheJigsaw-Kid-spleens-liver-left-lungs.html

'Jigsaw Girl' born with back to front body | Metro News
http://metro.co.uk/2009/05/21/jigsaw-girl-born-with-back-to-front-body-133348/

Miracle of back-to-front Beth, the jigsaw kid | The Sun |News
http://www.thesun.co.uk/sol/homepage/news/2442853/Miracle-of-back-to-front-Beth-the-jigsaw-kid.html

イギリス・ウェストミッドランドのスタウアブリッジに住むBethany Jordanさん(6歳)はIvemark症候群(無脾症候群)という先天的な病気にかかっています。彼女は本来体内に1つしかない脾臓が5つあるほか、左肺が2つあり、肝臓は後ろ前になっているなど、体内の臓器の場所がごちゃごちゃになっているそうで、Bethanyさんの誕生時、医師は両親に「おそらく生きていくには僅かな見込みしかないだろう」と告知しました。


彼女は寒さや負荷に対して同い年の子どものように耐えることができず、ちょっと激しい運動をすると背中を通して心臓が激しく脈うっているのがわかる状態。母のLisaさんは「見た目は普通の女の子だけど、体の中はぜんぶ後ろ前になっていてごちゃ混ぜなの。ちょっとした悪夢だったけれど、今は私のスターだし、Bethanyが私を愛してくれるように私もBethanyを愛しているわ」と語っています。


バーミンガム小児科病院でBethanyさんの肝臓治療を担当しているPatrick McKiernan医師は「Bethanyさんの器官は根本的に後ろ前になっていて、これは非常にまれなケースです。彼女はいろいろな問題を抱えているにも関わらずよくやっています。とてもタフな少女ですね」と述べています。

Ivemark症候群協会のIngrid Gladkiさんによると、Ivemark症候群がなぜ発生するかはまだわかっておらず、研究を進めるためにさらなる投資が必要だと考えているとのことです。

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in メモ, Posted by logc_nt

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