2009年に開場した新ヤンキースタジアムはライト方向へホームランが出やすい
メジャーリーグの名門球団ニューヨークヤンキースはこれまでヤンキー・スタジアムを本拠地としてきましたが、老朽化が進んだため2009年シリーズから新ヤンキー・スタジアムに本拠地を移しました。4月18日(土)からこけら落としとなるインディアンス戦3連戦が行われ、その第2戦目・4月19日(日)の試合で4-22という歴史的な大敗を喫したのは記憶に新しいところです。
この新スタジアム、どうやら以前のスタジアムとは違い、ライト方向へのホームランが出やすくなっているそうです。
詳細は以下から。
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1戦目と2戦目での両チームのホームラン数は合計14本。このうち6本は2戦目、ヤンキースが1イニング14失点を記録した2回表にインディアンスによって放たれたものです。
古いスタジアムは1階席と2階席の段差やシート配置が壁の役割を果たし、風はスタジアムで渦を巻くような形になっていました。
しかし、新しいスタジアムは風がシートに沿って流れグラウンドを横切る形になっています。さらに外野席の傾斜によってライト側で風が上向きになり、ライト側へ飛んだフライはこの風に乗ってホームランになるということらしい。
これはいつでも発生するというわけではなく西から時速16km以上の風が吹いたときに起こるそうです。西風は春や晩秋によく吹くものの、夏ごろはあまり吹かないので夏はホームランが出にくいのではないかと記事では指摘がされています。
日本でも千葉マリンスタジアムは風がよく変わって読みづらいと言われており、以前はライト方向への打球が浜風に阻まれて伸びなかった甲子園がリニューアルされて風が変わったという話もあります。風を味方にすることが勝利への一歩なのかも知れません。
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