角川グループがゲーム会社「角川ゲームス」を設立、元テクモ社長を代表に
角川グループホールディングスがゲームソフトの開発や販売を手がける「角川ゲームス」を設立することを発表しました。
元テクモ社長の安田善巳氏を社長に迎えての立ち上げになるとのことで、「涼宮ハルヒの憂鬱」や「らき☆すた」をはじめとした強力なコンテンツを持つ同グループであるだけに今後の展開が気になります。
詳細は以下の通り。
(PDFファイル)新会社「株式会社角川ゲームス」設立について
角川グループホールディングスのリリースによると、2009年4月1日からゲーム事業に関する戦略的子会社「株式会社角川ゲームス」を設立するそうです。社長は昨年9月までテクモの社長を務めていた安田善巳氏。
これは現在角川グループにおいて、角川書店、アスキー・メディアワークス、エンターブレインなどの事業会社が手がけているゲームソフトの開発や販売の強化に戦略的に取り組むためのもので、以下の3つを主眼としているとのこと。
1.角川グループの強みである多様なコンテンツのゲーム化推進
2.グループ内各事業会社との連携による営業力やプロデュース力の強化
3.グループ外のゲームパブリッシャーや開発スタジオとの連携
また、グローバル化やインターネットへ拡大するゲーム市場への取り組みを角川ゲームスを基軸に強化していくことで、今まで以上のコンテンツ収益力強化や新しいゲーム市場の創造を目指していくとしています。
ちなみに角川グループホールディングスには昨年、ソニーの「プレイステーション」シリーズの生みの親である久夛良木健氏が社外取締役に就任していますが、これはゲーム事業を強化するための布石だったのでしょうか。気になるところです。
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