メモ

眼球に埋め込まれたカメラで見た物すべてを記録し映画にするプロジェクト


どこを向いてもカメラだらけ現代社会の中で私たちはカメラに慣れてしまい、それらがあっても気にすることなく生活していると言ってよいと思います。それではもしあなたの目の前の人の眼球がカメラで見た物すべてを電波で送信しているとしたらあなたはどのような気持ちがするでしょうか?

実際に眼球に埋め込むカメラを使って、ドキュメンタリー映画の製作を進めている人がいます。

詳細は以下。ややグロテスクな画像を含みますので注意してご覧ください。
Meet Eyeborg: Filmmaker plans secret surveillance using prosthetic eye camera | Mail Online

Eyeborg

小さい頃に銃の事故で右目の視力を失い、3年ほど前に眼球を摘出したカナダのロッド・スペンスさんは、TV番組プロデューサーとして監視社会について語ってきました。ある日携帯電話のカメラがとても小さいことに気づき、自分の義眼にこのカメラとバッテリーと送信機を組み込めば面白いカメラになると考え、開発に取りかかったそうです。

義眼を入れようとしているロッドさん


瞳をプリントしたフィルム。電極らしきものがついている


プロトタイプのカメラ本体。これでも十分に小さいです。


義眼とさらにコンパクトになったカメラの本体。


テストしながら開発が進められています


開発チームの中心、トロント大学のスティーブ・マン終身教授。まさにウェアラブル・コンピューターの専門家という感じです


現代社会には監視カメラがあふれており、どこに行ってもそのレンズから逃れることはできません。空中からは最新の偵察衛星が休みなく地球の周りを回って記録を続けていますし、地上でもGoogleマップストリートビューの撮影車がやってきてすべてを撮影、インターネット上に公開します。映画「イーグル・アイ」では、カメラを通して本当に個人が監視されていたらという話が描かれていました

数年前なら考えられないようなことが起こっているわけですが、このようなカメラがあって当然という風潮の中で人々は監視されるということに鈍感になり、知らない間に国家による監視社会を受け入れてしまう危険があるとスペンスさんは語っています。

いったいどのような映像ができあがるのでしょうか。とても楽しみです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
最も奇妙なスパイ道具ベスト10 - GIGAZINE

猫の首に取り付けたカメラで、猫の一日の行動を追体験できる写真 - GIGAZINE

人間カメラ - GIGAZINE

口の中のピンホールカメラが撮影した風景 - GIGAZINE

事故で片目を失った女性、義眼として小型カメラを搭載してくれるエンジニアを募集 - GIGAZINE

in メモ, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.