充電時間が最大36分の1になる画期的なリチウムイオン充電池が登場
携帯電話やノートパソコン、ゲーム機のコントローラーや電気自動車にいたるまで、幅広く用いられているリチウムイオン充電池ですが、新たな技術を用いることによって充電時間を圧倒的に短くすることが可能になったそうです。
なんと最大36分の1の時間で充電できるようになるとのことで、充電にかかる時間を極力短くしたいと考えている人には朗報かもしれません。
詳細は以下の通り。
Re-engineered battery material could lead to rapid recharging of many devices - MIT News Office
マサチューセッツ工科大学の発表によると、従来のリチウムイオン充電池が電池内でのリチウムイオンの移動速度が非常に遅かったために、充電時間が長くなっていたのに対して、電池の材料を見直すことでリチウムイオンを非常に迅速に動くようにすることに成功したそうです。
これは表層構造を都市を囲む環状道路のように改めることでリチウムイオンの移動速度を飛躍的に高めるというもので、材料自体は従来のものを用いているため2~3年で実用化できると考えられているほか、同容量でバッテリーを小型化することも可能になるとのこと。
これがバッテリーに用いられる素材のサンプル
表層部を拡大したところ。細かい溝が無数に見てとれます。
なお、実際に新技術を用いた試作品で充電実験を行ったところ、従来の技術では充電に6分(360秒)かかっていたのに対して、新技術では10~20秒で充電することに成功したそうです。
一日も早い製品化が待たれるところですねこれは…。
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