携帯電話で1200万画素の静止画やフルHDの動画撮影を可能にするLSIが登場
800万画素カメラを搭載した携帯電話がNTTドコモやau、ソフトバンクモバイルから相次いで発売されていますが、携帯電話で1200万画素の静止画やフルHDの動画を撮影可能にするLSI(高密度集積回路)が登場したことが明らかになりました。
また、光学ズームを搭載していない携帯電話でも鮮明な撮影が可能になるとのこと。
詳細は以下の通り。
携帯電話でデジタルスチルカメラ並みの画像を実現するシステムLSIの発売について | ニュースリリース | ニュース & イベント | NECエレクトロニクス
このリリースによると、NECは携帯電話で1200万画素の静止画やフルHDの動画を撮影可能にするカメラ用LSI「CE143」を3月からサンプル出荷するそうです。
「CE143」は手ぶれ防止をはじめとした高画質化を実現する回路の最適化を行ったほか、新たにフルHDの画像データを画面に表示させるインタフェース回路を内蔵することにより、1200万画素での写真撮影やフルHDでの動画撮影を可能としたほか、顔検出を従来の25倍の速さで行うことを可能にしたとのこと。
これが「CE143」
さらに1枚の画像データの情報を解析・処理することで画像のボケやエッジの粗さを改善し、画像を拡大する際に人物や物体の輪郭部分となる画素の表現調整を行うことにより、画質の補正や色再現性を高め、画像を鮮明にする「超解像技術」を搭載しているため、光学ズームを搭載していない携帯電話端末においても、デジタルズームで拡大した映像や写真を鮮明に撮影することが可能になるとしています。
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