取材

美味いお好み焼きが食べたい!ということで「お好み焼 ゆかり」の曾根崎本店に行ってきました


1年前に実は記事化するために「お好み焼 ゆかり」に行っていたのですが、全写真とムービーを紛失、そのままお蔵入りになっていたこの企画、その名も「美味いお好み焼きが食べたい!」ですが、この度ついに復活させることになり、「どうせ行くならやっぱり曾根崎本店だろう、本店ならTEKO-1GP(てこワングランプリ)で優勝したウワサのあのお好み焼『御堂スジ』も食べられるから!」ということで、行ってきました。

今回食べたのは柔らかく煮込んだ牛スジ(串)をニンニク醤油で仕上げてカレーパウダーを振りかけた絶妙の逸品「御堂スジ」、創業昭和28年のゆかり名物「ゆかり焼」、重量約1キロで直径30センチの巨大お好み焼「大坂城」、ネギがたっぷり入った「ミックスネギ焼き」、ヨード卵3個を使用した「オムレット焼きそば」、元祖天ツユで食べるお好み焼「なにわ焼」、チェダー・ゴーダー・グルメールミニ・プロセス・フォンデューの各チーズを入れまくった「フロマージュ焼」の全7種類。

そんなわけで、ジュワーッとおいしそうな音を立てながらアツアツのお好み焼をいっぱい撮影して記録してきましたので、その軌跡をご覧ください。山ほどある写真は以下から。
曾根崎お初天神通りにある曾根崎本店に到着。


開店時間は11時から25時で、オーダーストップは24時20分。


入り口はこんな感じです


入り口には大きな金のテコが。これは女性限定イベント「金テコ争奪お好みアタック2008」(「大坂城」という巨大お好み焼を1時間で何枚食べられるのかを競うというイベント)で優勝した人が、ネーミングライツを使用して名前を変更させた際のもの。「魔女菅原焼」になってますね……調べてみると、「魔女」こと菅原初代さん(44)が1時間で重さ1キロのお好み焼き「大坂城」を5枚たいらげて優勝してこうなったらしい。


入り口にはメニューがいろいろ書いてあります


そんなわけで店内へ移動。ゆかりの鉄板は厚さ8mm「末広がり」タイプのめでたい熱鉄板らしい。


低添加物のソース、かつおぶし、青のり、そして謎の味噌。


味噌は辛口にするためのもの。なお、「どろソース」もあり。


正式名称は「ミソラージャン」


つけすぎ危険、秘伝のコクを感じます


メニューはこんな感じ


割り箸


これが各自の前に置いてあるテコ(コテ、あるいはヘラ、正式名称は一応「起し金」らしいがここではテコで統一しておきます)。


よく見ると「先割れ」になってます。


右にあるのが通常のテコ。


そうこうしているうちに注文したものが来ました。今から目の前で焼いてくれます。


ものすごい勢いで華麗に作ってくれます。また後ほどムービーを掲載しますが、手際の良さがすごい。右奥にあるのが、柔らかく煮込んだ牛スジ(串)をニンニク醤油で仕上げてカレーパウダーを振りかけた「御堂スジ」。


一番手前にあるのが、元祖天ツユで食べるお好み焼「なにわ焼」。


「なにわ焼」の向こうにあるのが見た目のまんまでネギがたっぷり入った「ミックスネギ焼き」。


チェダー・ゴーダー・グルメールミニ・プロセス・フォンデューの各チーズを入れまくった「フロマージュ焼」を作り始めました


どんどんチーズが……


増えていって……


最後に上から残りをかけていきます


左奥にあるのが創業昭和28年のゆかり名物「ゆかり焼」です


四角いのはコンニャク。これが実にいい食感をもたらしてくれるわけです。


このお好み焼は混ぜた粉を半分使ってから、残り半分を上にかける方式。分厚さが半端ないレベルに。


再整理しましょう。これは「ミックスネギ焼き」。


これは「御堂スジ」。


ゆかり名物「ゆかり焼」。


チーズを入れまくった「フロマージュ焼」。


「御堂スジ」をひっくり返したところ。パンケーキっぽい。


全部ひっくり返されました、圧巻。


それぞれの大きさはこんな感じ


「御堂スジ」はかなり分厚い。


やはりスジ肉が入っているからその分だけ厚みが増すようです。この串は後で抜いてくれます。


「ゆかり焼」はふつうよりちょっと分厚い


理由はこのエビ。頭が見えてます。これが目印。


「ミックスネギ焼き」もふつう


「フロマージュ焼」は分厚い。というか、チーズがふくらんできてます。


「なにわ焼」はふつう程度の分厚さ。


真ん中に寄せてくれました。なんだかすごいことに。


と、そこへ別に焼いてくれていた「オムレット焼きそば」到着


これが「オムレット焼きそば」


大きさ比率はこんな感じ


中には焼きそばたっぷりぎっしり。ゆかりの麺線は気合の入った「本格打」だそうです。


肉もどっさり


テコで切り分けます


うまそう。味自体は卵のおいしさと焼きそばのソース味とが絶妙にからみ、具材の肉などがおどる感じ。


そうこうしているうちに今度は天ツユが登場。鉄板の上で温められていきます。


温められた天ツユは大根おろしを入れたこの四角い専用の器に入れます


こんな感じで注ぎましょう


いい感じ


とか言っている間に最後の仕上げ。


多すぎず少なすぎない絶妙の量でソースを塗ってくれます。なんというか、後ほど掲載するムービーを見るとよくわかるのですが、パティシエがケーキにチョコレートソースを塗るかのごとき手際の良さです。


ぺたぺたぬりぬり。はみ出たソースが鉄板の上でじゅじゅーっと音を立てています。


さらに上からマヨネーズ。 健康植物油と新鮮ヨード卵とのP,B(特注)品だそうです。


ネギ焼きはポン酢を塗ってもらいました。


最後にマスタードを乗せて、完成


まずは「御堂スジ」から。


牛スジの食感がお好み焼全体の格を引き上げている感じ。


やわらかい部分とコリコリの部分とが独特のハーモニーを奏でています。


次はチーズがとろーりとしている「フロマージュ焼」


まるでピザのような見た目。味は極めて濃厚で、かなりこってりときますが、実に独創的で美味。


次、このゆかり名物「ゆかり焼」はオーソドックスっぽいのだけれども圧倒的においしい。完成度が高い味です。


「ゆかり焼」は小さなさいの目状のコンニャクが入っており、単調になりがちなお好み焼の食感に変化を与えてくれます。


「ミックスネギ焼き」はもう、ネギまみれ。ポン酢の味わいが染み渡り、さっぱりとした後味。おそらく最後のシメとして食べるのに最も適しているのではないかと。


天ツユで食べるお好み焼「なにわ焼」、見た目普通だが、天ツユにつけると味が大きく変化していきます。


表面は軽くぱりっとしており、中身はかなりふんわりした感じ。


こうやって天ツユにつけて食べると絶妙。むしゃむしゃいけます。


と、そこへついに重量約1キロで直径30センチの巨大お好み焼「大坂城」が降臨。


どぎゃーん。


具材は有頭エビ、貝柱、ブタ、イカ、ムキエビ、卵、などなど。


卵の半熟加減が実にイイ。計ったかのように適度なトロ~リさ加減がたまりません。


上でかつおぶしがひらひらと踊っており、食欲をそそります。この様子も後ほど、ムービーでお楽しみください。


切り分けても巨大すぎて小皿に乗らないほど。味も最高でした。


というわけで、完食。ごちそうさまでした!


しかしながら、静止画の写真だけではこのすごさ、特に「お好み焼 ゆかり」曾根崎本店の真髄はまだ理解できたとは言い難いのです。何がすごいかというと、そのお好み焼きを作る腕の良さ。一体どれぐらいすごいのか、HDムービーで撮影して記録しておいたので、店内の空気感、ジュワジュワーッというおいしそうな音、そしてものすごい勢いでできあがっていくお好み焼きたちをノーカットで味わってみましょう。

再生は以下から。

・つづき
見終わる頃にはお好み焼が食べたくなる「お好み焼 ゆかり」のお好み焼ができあがるまでノーカット版ムービー

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in 取材,   試食, Posted by darkhorse

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