「どこでもコーラン」サービスをイスラエルの携帯キャリアが開始
ユダヤ教の信者が多いイスラエルと、イスラム原理主義組織の衝突は、今も中東和平に大きく暗い影を落としています。そのイスラエルの携帯電話キャリアがなんとイスラム教の聖典・コーランに携帯電話でアクセスできるサービスを開始するとのこと。いったいどういう風の吹き回しなのでしょうか。
詳細は以下から。
FOXNews.com - Israeli Company Provides Islamic Text on the Go - Science News | Science & Technology | Technology News
このサービスを開始するのは、イスラエルの携帯電話キャリアPelephone。一ヶ月約140円からの利用料金を支払うことで、コーランの任意の文章にアクセスが可能になります。
ユダヤ教の国であるイスラエルの携帯電話キャリアがイスラム教の信者向けのサービスを始めることについて何も躊躇もないのかと思ってしまいますが、コンテンツプロデューサーのMoti Cohen氏によると「私たちは、テキストを配信するサービスを以前から持っており、旧約聖書の配信も行っている。その流れからすると、私たちの顧客の15%を占めるアラブ系住民にたいして、このようなサービスを提供するのはごくごく自然」とのこと。
なお、米国AT&Tには「MyFaith」という、仏教、キリスト教、ヒンズー教、イスラム教、ユダヤ教そしてシーク教の教典やお祈りの文句にアクセスできる、多様性に富んだサービスがあります。
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