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難航する有機ELテレビの大型化に光明、40インチモデルの製造も可能に


高画質で低消費電力、高い動画性能、3mmの薄型化が可能になる省スペース性などを兼ね備え、液晶テレビに次ぐ次世代テレビとして有力視されている「有機ELテレビ」ですが、大型化に難航していることなどが普及のネックとなっていました。

しかしついに大型化のメドがついたそうです。

詳細は以下の通り。
日立造船、G4対応にめど-有機EL40型テレビ実現可能に:日刊工業新聞

日刊工業新聞社の報道によると、日立造船が大型の有機EL基板に対応した製造装置を開発するそうです。


これは2009年に第4世代(730mm×920mm)基板に対応した製造装置の開発にメドを付け、2011年度までには第6世代(1500mm×1850mm)対応の製造装置を完成させるというもので、40インチ以上の大型有機テレビの実現に向けてパネルメーカーに導入を提案するとしています。

なお、製造装置は真空に保った状態で有機材料を加熱、蒸発させて基板に成膜する仕組みで、すでに第3世代(550mm×650mm)基板サイズまで製品化されていますが、大型化すると熱などで基板がたわむ課題があることから、基板を縦に置いて真横から蒸着する手法を採用したとのこと。また、上方向から蒸着する方法などとも比較検討し、技術の確立を目指すそうです。

どうやら大型の有機ELが登場するのはまだまだ先の話になりそうですね…。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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