タスク共有やプロジェクト管理が可能でガントチャート表示もできる国産オープンソースツール「9Arrows」を使ってみた
プロジェクトをメンバー全員で共有して管理するためにWBS(Work Breakdown Structure:作業分解図)、ガントチャート、ToDoリスト、マイルストーン、イベント、カレンダー、ファイル共有などを駆使できるオープンソースのタスク共有・プロジェクトマネジメントツール、それが「9Arrows」です。
Rails・ExtJS・Adobe AIRを活用しており、推奨動作環境はRails2.0以上、データベースとしてPostgreSQL、さらにRailsが稼働するサーバ(mongrel、webrick、Apache)が必要です。
公式サイトでASP版のアカウントを作成すると操作できるようなので実際に使ってみました。スクリーンショットなどは以下から。
9arrows.com | Home
http://9arrows.com/
9Arrows, LLC. WBSベースでRubyやAjax活用の国産タスク共有システム「9arrows」をオープンソースとして公開開始
~ ExtJS、Ruby on Rails、Flex、AIRなどの最新技術を投入、商用利用も可 ~
トップページの「すぐに使えるASP版へのログインはこちら」をクリックして名前、組織名、メールアドレスを入力後、「サインアップ」をクリック。IDとパスワードがメールで届きます。
ログインしたらプロジェクトを作成します
テンプレートとして2種類が選択可能です
最後に「プロジェクトの作成」をクリック
これがダッシュボード。ToDoリストやイベント、参加メンバー、どのような変更が行われたかが一目でわかるようになっています。
これがWBS(Work Breakdown Structure:作業分解図)です。
期日や担当者を設定したり変更するには項目名をダブルクリック
このような感じでタスク追加や変更が可能です
マイルストーンの追加も可能
イベントも追加できます
WBSはこのようにして閉じることもできるので、全体の進行や流れを把握するのにも便利
また、ガントチャート表示もできるのでかなり使い勝手はいいです
カレンダーで表示させることも可能
ファイルをアップロードして共有することも可能で、右クリックして「アップロード」を選びます
「参照」をクリックしてアップロードしたいファイルを選んだら、「保存」をクリック
するとこのようにして表示されます
ダウンロードも簡単です
実際に使ってみて感じるのはやはり日本語が問題なく通るということと、インターフェースなどがすべて日本語でしっかり作ってあるという点。プロジェクト管理のこの種類のツールはいろいろあるのですが、海外産のものが多いため、日本ではなんとなく使いにくいのがほとんどでしたが、この「9Arrows」はその点は安心です。AdobeAIRによるオフライン対応やGPL v3によるオープンソースライセンスで、商用利用可能というのもいい感じ。あとはもうちょっと親切なマニュアルとかが整備されれば十分実用に耐えるレベルです。
・関連記事
無料のプロジェクト管理ツール「activeCollab」をUSBメモリで動かす方法 - GIGAZINE
プロジェクト管理機能付きグループウェア「TUTOS」 - GIGAZINE
プロジェクト管理可能な日本語対応オンラインワープロ「solodox」 - GIGAZINE
無料タスク管理サービス「Remember The Milk」日本語版の使い方 - GIGAZINE
かなり便利なウェブベースのタスク管理とToDoリスト「Tasks Jr.」 - GIGAZINE
「The Uniform Server」を使ってUSBメモリでタスク管理サーバを持ち歩く方法 - GIGAZINE
・関連コンテンツ